今回の記事では、ベネッセの主催する進研模試の英語について、高得点・高偏差値を出すにはどのような勉強をする必要があるかをご紹介していきます。
単なる模試対策にとどまらず、基礎力の固め方や効果的な勉強法など、高1生、高2生も含めた受験生の方に役立つ情報がまとめてありますので、ぜひ最後までご覧ください!
進研模試英語の概要
以下進研模試英語の概要です。気になる方はご覧ください。
進研模試英語の制限時間
進研模試英語の制限時間は学年・時期別に以下の通りになっています。
- 高1の7月:制限時間60分
- 高1の11月:制限時間80分
- 高1の1月:制限時間80分
- 高2の7月:制限時間80分
- 高2の11月:制限時間80分
- 高2の1月:制限時間90分
- 高3の4月:制限時間90分
- 高3の7月:制限時間100分
- 高3の10月:制限時間100分
高1の11月から徐々に伸びていき、最終的には100分となるので求められる集中力が増していきます。
進研模試英語の出題範囲
進研模試英語の各学年・時期の出題範囲は以下の通りになります。
- 高1の7月:リスニングまたは会話表現・発音・文法・長文読解
- 高1の11月:リスニングまたは会話表現・発音・文法・長文読解
- 高1の1月:リスニングまたは会話表現・発音・文法・長文読解
- 高2の7月:リスニングまたは会話表現・知識・文法・長文読解
- 高2の11月:リスニングまたは会話表現・単語熟語・文法・長文読解
- 高2の1月:リスニングまたは会話表現・単語熟語・文法・長文読解
- 高3の4月:全範囲
- 高3の7月:全範囲
- 高3の10月:全範囲
高1から高2にかけてはほとんど出題範囲は変わりませんが高3になると急に和文英訳や英作文が出題されるようになります。
進研模試英語の偏差値基準点
進研模試では「大体このくらいの点数をとれば偏差値はこのくらいになる」という基準が存在します。以下が基準です。
- 35点/100点満点→偏差値50
- 50点/100点満点→偏差値60
- 70点/100点満点→偏差値70
自分が目指したい偏差値に応じて目標点数を決めておきましょう。
進研模試英語の難易度
進研模試英語では色々な形式で出題されますが、基本問題が中心で難易度が高い問題を見かけることはほとんどありません。
入試レベルで考えると目安としては共通テスト(旧センター試験)で要求されるレベルであると思われます。
河合塾の全統模試や駿台模試、東進模試とその難易度を比較すると駿台模試>東進模試>全統模試>進研模試という形になります。
進研模試の難易度について詳しく知りたい人は以下の記事を読んでください。
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間違ったタイミングで間違った勉強をしてしまい、勉強の効率を悪くしてしまうといった事態を避けたい人はぜひご相談ください。
進研模試英語の出題傾向
進研模試英語ではかなりオーソドックスな形式の出題がなされており、大まかには以下の問題が出題されます。
- リスニングまたは会話表現
- 文法問題
- 長文読解
- 英作文
- 和文英訳
文法問題や長文問題の内容一致問題といった形式には解答のみを記入させ、内容説明や和英訳、英作文には適宜記述式の解答欄が用意されます。
リスニングの出題傾向
進研模試英語のリスニングでは最後の一問のみ記述式で、残りの問題は選択問題となっています。
英語のリスニング音声が4つほど流され、それぞれに問題がついているという形態です。
特別聞き取る難易度が高い内容ではないので普段から英語のリスニング音声を聞いていれば対応できます。
会話文の出題傾向
進研模試英語の会話文は会話形式の読解問題で、リスニング力ではなく読解力が求められます。
主に自宅受験の生徒が受験するもので、学校に行って受験する場合は関係ありません。
ただどうしてもリスニングが苦手で読解のほうが得意な人はこっそりリスニング音声が流れている間に会話文を解けば点数が高くなるかもしれません。
もちろん大学入試本番ではリスニングを避けて通るのは難しいのできちんとリスニング問題を解くことをおすすめします。
文法問題の出題傾向
進研模試英語の文法問題では文法の4択問題や誤訳訂正などの問題が出題されます。
他の問題と比べて配点が低く、あまり得点源にならないので早めに処理して次の問題に進むことをおすすめします。
しかし文法の知識は長文読解や英作文、リスニングなど全ての分野の成績を上げることに直結しますので文法問題の配点が低いからといって文法の勉強に手を抜いてはいけません。
長文読解の出題傾向
長文読解は大問2つで構成されており、片方が説明文形式でもう片方がストーリー形式となっています。
難関模試とは異なり進研模試の長文読解は非常に単純で、上から順番に読み進めて順番通りに問題を解くことができます。
単語力や文法力、読解力が総合的に求められるので総合力が必要になります。
和文英訳・英作文の出題傾向
和文英訳も英作文も他の模試と比べると易しめなものが出題されますが満点回答をつくるのは難しいです。
そもそも平均的な受験生であれば和文英訳と英作文は高3生以降でできるようになればいいので特別対策をする必要はありません。単語と文法をしっかり覚えましょう。
高3生の場合は満点回答を狙えるように和文英訳と英作文両方を対策していきましょう。学校や塾の先生に採点してもらいながら勉強を進めていくのがベストです。
進研模試英語の具体的な勉強法・対策方法
上記で進研模試英語の情報が全てわかったところでここからは具体的な勉強法・対策法に触れていきます。
進研模試英語では基本・基礎事項を徹底
マニアックな知識や難易度の高い解き方が要求される問題がないので、基本的には基礎レベルの事項だけに集中し、しっかりとそのレベル帯の問題を解く経験を積めば全ての問題に対応する力はついていきます。
教科書レベルで習うことを確実に理解し、基礎レベルの問題集などで多少演習の経験を積み、理解と経験の両輪で英語力の定着を図りましょう。
具体的には、最も重要な文法・単語・長文は最低限なんらかの問題集(あまり有名でなかったり難しいものは選ばない。レベル別のものであれば下から1~2番目でも十分)を用意し、1週はしておきましょう。
リスニングや英作文といった苦手な方が多い分野も、上の3項目が基礎となっていますので、それらにある程度自信が持てるようになったら参考書学習などを視野に入れても良いでしょう。
進研模試英語で高偏差値を取るために
大事なのは、基礎レベルの漏れがないように満遍なく勉強していくことです。
いくら難しいことが要求されないからといって、基礎的な事項で習っていない・知らない部分があったり、問題演習を十分に行なっていないがため実力を問題に反映できないといったことになると、当然いい成績は出ません。
文法であれば参考書などで何度も復習して抜けがないかを確認したり、単語であれば単語帳を何度も繰り返して見返して基本的な単語でわからないものはないという状態にする必要があります。
難易度が高いことは要求されないとはいえ、基礎レベルだからこそしっかりと勉強をする必要があるのです。
また、解答のスピードも大事になるでしょう。いくら難しくない模試とはいえ、解答の形式に慣れていない部分があると時間を取られてしまいがちになり、意外と間に合わなくなってしまうということがありえます。
知識問題にスピードは関わってきませんが、読解や英作文において引き出しをすぐにできるようにすることは大事です。
「受験勉強のエッセンス」が「メアライズアカデミー」と共同で行っている東大生への無料学習相談会では、中高生向けに勉強法・学習計画の提案を行っています。
間違ったタイミングで間違った勉強をしてしまい、勉強の効率を悪くしてしまうといった事態を避けたい人はぜひご相談ください。
進研模試英語が読めない時の対処法
進研模試英語の成績が伸びない人の中には進研模試英語の長文が読めないという人が多いです。
進研模試英語は基礎レベルなので第一としてするべき事は基礎レベルの単語と基礎文法の徹底暗記です。
以下の記事で進研模試英語の長文が読めない時の対処法をさらに詳しく解説していますので長文読解に特化して勉強したい人は読んでみてください。
進研模試で英語以外でも高得点を取りたい方へ
進研模試で全体的に高得点・高偏差値を狙いたい人は英語だけ対策していても効果は薄いです。
他教科も入念に対策をしておくことで全体的な点数が上がり、入試対策にもつながります。
以下の記事で進研模試の他教科の勉強法も紹介しているので興味があればぜひ。
進研模試の前にするべきこと
進研模試英語で高得点・高偏差値を出すためにはそのための勉強や対策も重要ですが前日や直前の過ごし方もとても重要です。
過ごし方によってメンタル面・健康面に影響が出て、進研模試英語の結果にも影響してきます。
完璧な状態で進研模試の英語に挑みたい方は以下の記事を参考にしてください。
進研模試英語の過去問を入手する方法
進研模試の過去問を入手する方法は以下のみです。
- 先輩から過去問を貰う
- TwitterやInstagramで呼びかける
- 学校の先生に頼んでBenesseHighSchoolOnlineから入手する
- メルカリで購入する
- Amebaで入手する
進研模試の過去問を入手したい時のおすすめは先生に頼んで入手する方法です。
BenesseHighSchoolOnlineは進研模試を作成しているBenesseが運営しているサイトなので進研模試の過去問を全て漏らさず手に入れることができます。
ただこのBenesseHighSchoolOnlineは学校の先生だけしかログインできないので皆さんが自分で開くことはできません。
従って先生に頼んで過去問を印刷してもらいましょう。
まとめ
英語は文法力・単語力・読解力に加え、本模試ではリスニングや英作文も要求されてきますが、大事なのは最初の3つの力を土台から正しい順序でしっかりと築いていくことです。
正しい勉強方法を継続して実践することができれば、自ずと結果はついてきます。
ここまで読んでいただきありがとうございました!