今回の記事では、ベネッセの主催する進研模試の数学について、高得点・高偏差値を出すにはどのような勉強をする必要があるかをご紹介していきます。
単なる模試対策にとどまらず、基礎力の固め方や効果的な勉強法など、高1生、高2生も含めた受験生の方に役立つ情報がまとめてありますので、ぜひ最後までご覧ください!
出題傾向と難易度
まずは、進研模試の数学にはどのような問題が出るのかを見ていきましょう。
全国模試であるため、河合や駿台の行っている記述模試と大まかな出題傾向は同じで、
- 習っている全範囲から出題
- 最初の大問は小問集合(解答のみ記入)で、後半は全て記述
といった特徴があります。
小問集合の問題は典型的なものが多いので、問題集をこなしていればほとんどが見覚えのあるものとなっているはずです。
後半の記述問題は複数の大問に対して(1)~(4)つの小問がついており、難易度がだんだん上がっていきます。こちらも頻出パターンの問題が大抵の場合出題されていますが、たまにひねられていることがあります。
高得点・高偏差値(65以上目安)を取るには、ほとんどの大問で(3)や(4)までしっかりと正答できることが必要になります。
ただし、難易度に関しては河合、駿台よりは下がるという風潮があり、実際にこれらの模試と比べると解きやすい問題が揃っています。
進研模試の難易度について詳しく知りたい人は以下の記事を読んでください。
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具体的な対策
他の科目の記事にもひたすら書いていることですが、数学においても大事なのは基礎レベルで要求されることを確実にできるようになることです。
チャート式や基礎問題精講といった基礎レベルの問題集に載っている問題を、全て短時間で解くことができますか?
進研模試はこうした有名な問題集に収録されている問題と同じようなものや、ほんの少しだけ捻ったような問題が出題のほとんどを占めるため、完璧にするだけでほぼ満点を狙えるようになります。
ここで注意しないといけないのは、参考書や問題集に載っている問題の解法を暗記していないかどうかです。
問題集に載っている問題をただ丸写しするだけでは、やっている過程をそのままコピーしているだけなので定着せず、新しい問題を解くことができません。(丸写し自体を否定するわけではありませんが)
これには問題の解き方の理解が伴っていないという致命的な漏れがあるのです。
問題に対して、「なぜこの解き方をすればいいのか」という根拠がわかっていないので、応用につながりません。
深刻な場合、進研模試のレベルでも応用ができず、少しでもレベルが上がると太刀打ちできなくなってしまうでしょう。
こうならないためには、日頃から問題を解くときに問題の解き方を理解することを心がけることが必要です。(わからなければ、人に聞くことが大切です)
一つ一つ丁寧に、なぜこのようにして解けばいいのかを理解して勉強を続けていけば、自然と「この問題にはこういう解き方をすればいい」、という思考回路を身につけることができます。
チャート式のような標準的な参考書であっても、初見の問題は解くのが難しいものが多いと思います。ですので、最初の方はすぐ答えを見てしまってもいいのでしっかりと手を動かしつつ解き方を噛み砕いていき、最終的には解答を一切見ずに自分の思考で解答を再現できるようにしていく勉強をお勧めします。
また、これを支えるのが基本的な計算力です。計算力は自分の思考をすぐに実行に移すための重要なツールであり、問題を解くスピードに大きく関わってきます。
普段から計算のスピードや工夫を意識し、場合によっては計算に特化した参考書の使用も考えてみるといいでしょう。
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まとめ
進研模試は簡単だと下に見られてしまうこともしばしばある模試ですが、逆に言えば基礎事項が本当にしっかりとできているか確認することのできる試験ですので、この模試のために勉強をすることは本当に意義のあることです。
まずは進研模試でしっかりと高得点が取れるように目指していき、実力がついたらより難しい模試にも挑戦できるようになるといいでしょう。
ここまで読んでいただきありがとうございました!