合格につながる進研模試の判定の見方を紹介 

進研模試
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ゆうすけ

自分の受験経験を踏まえ、メアライズアカデミー監修のもと大学受験対策の情報を発信しています。
高1春偏差値40→高2秋偏差値80→早稲田大学政治経済学部経済学科入学→大2の4月「受験勉強のエッセンス」立ち上げ→月間5万PV

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今回の記事では、進研模試の合否判定について、それがどういったことを意味しているのか、どれほど合格の可能性があるのか、について見ていきます。

模試と実際の入試の違いなど、受験生として絶対に知っておいた方がいいことを取り上げていますので、全受験生必見の内容となります!

判定の意味するところ

進研模試では、判定によって以下のような確率で志望校に合格できると推定しています。

判定ABCDE
合格可能性80%以上80%未満
60%以上
60%未満
40%以上
40%未満
20%以上
20%未満

A~Eの5段階で、上がっていくごとに志望校に合格できる可能性は大きく上がっていきます。

ただアルファベットで捉えるのではなく、大まかにこれくらいの確率で合格できるかもしれない、という感覚は身につけておいて損はないでしょう。

判定の出し方としては、同じ大学を志望している人たちの中で順位付けし、高い方からA、B、C …と割り振っていく形になっています。

進研模試は全国屈指の規模を誇る模試であるため、大学受験をする高校生のほとんどをカバーしているといっても過言ではありません。そのため、他の模試に比べ進研模試での判定は信頼性が高いと言えるでしょう。

判定だけで十分?

模試の結果が書かれている帳票に載っている情報の中で、合格力を判定するのに使える情報は判定だけではありません

帳票にはその大学の志望者の中での自分の順位が載っているので、そちらで自分の立ち位置をより細かく知ったり、受験者の規模を推定してみたりすることができます。

また、科目別単一科目の分野別の得点を見て、志望校の配点と照らし合わせてもっと得点が必要だったはずの分野などを洗い出すこともできます。

当然ながら科目別の偏差値なども役立ちますので、細かい視点や大まかな視点など、いろいろな角度から分析してみることが大事です。

模試の帳票というのは意外にも貴重な情報が多く載っていますので、しっかりと分析し自分の立ち位置を理解するのに役立てましょう。

いい判定=合格?悪い判定=不合格??

ではこの進研模試の判定は、どれほど参考になるのでしょうか?具体的には、判定によって志望校に受かる可能性は決まってしまうのでしょうか?

先ほどの表を見ても分かる通り、A判定だからといって100%合格できたり、E判定をとったからもう落ちるのが100%確定するというわけではありません。

当たり前のことなのですが、今一度しっかり認識し直しておきましょう。

進研模試の判定は、全国の受験生に同じ問題を解かせたらあなたはこれくらいの順位だったので、1位から数えてこれくらいの位置にいるあなたは、多分これくらいの確率で合格するでしょう、という程度の指標に過ぎません。

ここでしっかりと念頭に置いておくべきなのが、入試と模試の違いです。

大学が行う個別の入学試験と、進研模試のような全国模試は、主に以下のような違いが存在します。

全国模試入試
出題範囲全範囲部分的な出題が多い
採点基準厳格なマニュアルがある非公開
採点者の質アルバイトなど大学教員
受験者層全国の受験生その大学を目指す人だけ
問題の難易度標準的大学によってまちまち
問題の質実力が反映されやすい
良質な問題
基本的に良問だが
稀に奇問難問も

このように、模試と本番は全く異なる試験なのです。

特に出題範囲問題の難易度に大きく違いがあるため、模試での成績が本当にそのまま本番の入試に反映されるかは疑わしいところがあります。

分野ごとの向き不向きや難問に対する耐性など、本番の入試では条件が変わってしまうため完全に模試通りの結果が出るとは思わない方がいいでしょう。

また、模試判定を出す際に使う母集団と実際の受験者が同じ人たちであると言い切ることもできません。

特に難関大(早慶や難関国公立など)を受験する層は日頃から難易度の高い模試を受ける傾向にあり、進学校の生徒はそもそも受けないという選択をする場合もあります。

もう少しレベル帯で下に位置する大学(河合塾の偏差値で60前半~中盤代、MARCHなど)であってもこのような難関大志望者が滑り止めで受験してくる場合があり、進研模試ではそうした強者を捉えられないため、本番と同じ状況で判定が出しづらくなるという懸念もあります。

さらに、進研模試は団体申込しか受け付けていないため浪人生が受験できないという特徴があります。難関大を目指す層に浪人生は多く含まれているため、捕捉できないというのは大きなデメリットになります。

ただし、判定がいいに越したことはない、というのもまた言えるかもしれません。

進研模試の問題はある程度質が保障されており、そこで十分得点が取れて、いい順位・判定がもらえるということは少なくとも基礎学力に関しては実力が保障されることを意味するので、大学受験一般で戦える学力は身についています。

逆に、判定が良くてもそこで慢心してしまい、今後の勉強の手を抜いてしまうという亀に対するウサギ状態になってしまう懸念もありますが…

したがって、進研模試の判定は、

  • 大抵の大学については合格可能性を判定するのに十分
  • 早慶、難関国公立大などの難関大学については問題形式、受験者層の違いで正確な判定は出しにくい

というものだと結論づけます。

難関大学の場合は冠模試と呼ばれるその大学に特化した形式の模試があるため、そちらの判定がより参考になると思われます。

まとめ

模試の判定に一喜一憂してしまうのは受験生の性ですが、あまりそれにとらわれ過ぎてもいいことはありません。模試の判定はあくまでもマイルストーンに過ぎないので、そこから先で学力がどのように伸びていくかは、これからの努力次第です。

模試の結果はこれから先どのように勉強していくかの指針作りの参考程度にし、今後の勉強を最大限効率的なものにしていくことがより重要なことです。

ここまで読んでいただきありがとうございました!

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