この記事では共通テスト本番で満点をとった共同運営者経験から共通テスト英語リーディングの対策法とコツを紹介します。
共通テスト英語リーディングを受験する人や共通テスト英語リーディングで満点を狙いたい人はぜひ参考にしてください。
共通テスト英語リーディングで満点をとるレベルと人数
共通テスト英語リーディングで満点を取るレベルは、僕の感覚だと東大・京大合格者と早慶の上位層だけです。
早慶の上位層というのは基本的に東大・京大にギリギリで受からず滑り止めで早慶に来たという人たちや、早慶の上位学部をいくつも合格している人たちのことを指します。
このサイトの共同運営者である小池は共通テスト英語リーディング満点でしたが、早稲田政経と慶應経済をW合格しています。
共通テスト英語リーディングを9割越えするレベル
ちなみに共通テスト英語リーディングで9割を超えるレベルは、早慶・旧帝大に余裕をもって受かる人たちです。
受験直前まで早慶や旧帝大の志望校判定でB判定以上が出ていて実際に早慶・旧帝大に入った人は9割を超えている印象がありますね。
逆に旧帝大になんとか受かった人や早慶に補欠合格した人などは9割を下回っている印象です。
あくまで僕の友人や知り合いを見たうえでの印象なので参考程度にしてください。
共通テスト英語リーディングで満点を取る人の人数
大学入学共通テスト共通テスト自己採点集計データネットから推測すると、英語リーディングで満点を取る人の人数は毎年およそ2000人です。
2022年は1607人で2023年は1896人ですが、このサイトで自己採点をしてない人もいますのでおよそ2000人程度が満点をとっているのではないかと考えられます。
共通テスト英語リーディングの受験者数がおよそ47万人なので、上位0.4%ということになりますね。
というように共通テスト英語リーディングで満点を取ることはかなり難しいのですが、自分の現状にあわせた学習計画を作成し、それをもとに勉強を進めれば満点をとることも可能になります。
しかし、自分の現状に合わせて学習計画を作るのはほとんどの受験生にとっては難しいです。
「東大生への無料学習相談会」に参加すれば現役東大生があなたの現状の学力と目標から逆算して学習計画を作成してくれます。ぜひご相談ください。
共通テスト英語リーディングで満点を狙う対策法と参考書
共通テスト英語リーディングで満点を狙う為には、以下の勉強を行って下さい。
英単語帳1冊の暗記
共通テスト英語リーディングで満点を狙う為には、まず英単語1冊を覚えきって下さい。
長文読解の問題を解くためには英単語の知識は必須です。知らない英単語ばかりの文章を理解できるわけないですよね。
とはいえ共通テスト英語リーディングではあまり難易度が高い英単語の知識は必要ありません。
英単語帳1冊でも覚えきれば十分対応できます。
ターゲット1900やシステム英単語、速読英単語などの定番の英単語帳でいいので1冊覚えきって下さい。
共通テスト対策におすすめな英単語帳や英単語の覚え方を知りたい人は以下の記事を参考にして下さい。
基礎レベルの英文法の学習
共通テスト英語リーディングで満点を狙う為には、基礎レベルの英文法を勉強してください。
英単語と同様、英文法の知識がないと英語の文章を正しく理解することはできません。
とはいえ共通テストは文法問題が出ないので「時制」「比較」「仮定法」などのような文法事項ごとに解説と問題が載せられている基礎レベルの英文法の参考書を1冊やり切れば十分です。
「大学入試肘井学のゼロから英文法が面白いほどわかる本」や「関正生の英文法ポラリス」などが代表的ですね。
具体的な勉強法とその勉強におすすめの参考書を以下の記事で参考にしていいますのでぜひご覧ください。
ひたすら長文を読む
英単語と英文法が身に付いたら、ひたすら英語の長文を読んでください。
共通テスト英語のリーディングはとにかく時間制限が厳しいため、どれだけ素早く正確に読めるかが鍵となります。
英語の長文を素早く正確に読めるようになるには多くの英語の長文を読んで英語の文章を理解することに慣れる必要があります。
ひたすら英語の長文を読んでいると次のような段階を踏みながら英語の長文の読解力が増していきます。
共通テスト英語のリーディング…というより英語の長文全てにおいて太字で書いた「訳さなくてもなんとなく内容が理解できるようになる」という状態になれるかどうかが最大の関門です。
以下の記事で私が長文をひたすら読むために使用していた本を紹介しています。参考にしてください。「ラダーシリーズ」というものです。
共通テスト英語リーディングの解き方のコツ
共通テスト英語リーディングで満点を狙う為には上記の勉強で少しずつ実力を上げることが大切です。
とはいえ、共通テスト直前の場合すぐには実力は上がりません。共通テスト直前の人のために以下で解き方のコツを紹介していきます。
迷ったらとりあえず次の問題
共通テスト英語リーディングの解き方のコツ1つ目は、迷ったらとりあえず次の問題に行くことです。
共通テスト英語リーディングはとにかく時間制限が厳しいため、時間内になるべく多くの問題を解くことを意識する必要があります。
同じ問題をずっと悩んでいたせいで最後まで問題が解ききれなかった場合実力とは違った非常に低い点数をとることになってしまいます。
多少解答がてきとうになってしまっても全問解ききるほうが絶対に点数は高くなります。
最初から問題を解いていく
共通テスト英語リーディングの解き方のコツ2つ目は、最初から問題を解いていくことです。
共通テスト英語リーディングでは最初の問題ほど簡単で後の問題になるにつれて難易度が増していきます。
最初の問題から順番に解いていくことで問題にだんだん慣れていくことができ、問題が解きやすくなります。
1問ずつマークミスの確認
共通テスト英語リーディングの解き方のコツ3つ目は1問ずつマークミスの確認をすることです。
これはどの教科においても言えることなのですがマーク問題ではマークミスが非常に怖いです。
本来ならば90点近くとれていたのに一か所マークする場所を間違えただけでそこから全体のマークする場所がずれてしまい、20点や30点を取ってしまった同級生がいました。
ここまでひどくなくてももともと3番にマークをしていたけど後で考え直して4番に変えようとした のにマークを書き直すのを忘れていて3番のまま提出してしまった。こんなこともありえます。
または単純に2番にマークしようとしたのに3番にマークしてしまっていたとか。
このようなミスを全問解き終わった後に直そうとするとかなりの時間がかかってしまいます。
ですので1問解き終わるごとにマークした場所が正しいか確認をしましょう。
1個目の選択肢を信じる
共通テスト英語リーディングの解き方のコツ4つ目は1個目の選択肢を信じることです。
よくありがちなことなのですが、最初にこれだと思っていた答えが間違いに思えてきて他の答えが正解なのではと考え始め、答えをマークし直すということを行ってしまうことがあります。
こういう時ほとんどの場合最初の答えが正しくて解答を知った後に答えを変えた自分を責める事態になります。
こういう事態を防ぐために迷ったら最初に正解だと思ったものを信じましょう。
もちろん確固たる自信があって絶対に別のものが正解だと考えたのであれば解答を変えてもいいと思います。
しかし最初に正解だと思った選択肢と後からこっちが正解かもしれないと思った選択肢とで多少でも迷いがあるのなら最初に正解だと思った答えのほうを信じましょう。
いかがでしたでしょうか。上記で共通テスト英語リーディングの解き方のコツを紹介しましたが、実際の実力が伸びるわけではないので解き方のコツをいくら知ったとしても大幅な成績の伸びは期待できません。
本当に共通テスト英語リーディングの点数を上げたいのであれば、実際に満点を取る人がどういう手順でどのように考えて問題を解いていっているかを知る必要があります。
「東大生への無料学習相談会」では現役東大生の仲間令さんが共通テスト英語リーディングの具体的な解き方や勉強法を教えてくれます。ぜひご参加ください。
共通テスト英語リーディングができない時の対処法
上記の勉強法や解き方のコツを試しても点数が上がらない場合は以下の対処法を試してみてください。
とくに一番やってほしいのが大量の長文を読むことで、共通テスト英語リーディングができない人は長文を読む回数が少ない人がかなり多いです。
英語の長文を読む頻度が少ない人は長文を読む感覚が失われてしまい、本番で実力を出せない事態になりやすいです。
もし共通テスト英語リーディング長文が読みにくいと感じているのであれば、毎日10分程度でもいいので英語の長文を読むことを意識してください。
さらに共通テスト英語リーディングができない時の対処法について知りたい人は以下の記事を参考にしてください。
共通テスト英語リーディングの概要
最後に共通テスト英語リーディングの概要を紹介しておきますね。
構成と難易度
共通テスト英語リーディングは2022年には以下のような6つの大問で構成されており、全ての問題が長文読解問題となっています。
大問 | 概要 | 配点 |
大問1 | 書籍・Webサイトの内容読解 | 10点 |
大問2 | 施設案内文・記事の内容読解 | 20点 |
大問3 | ブログ・雑誌の内容読解 | 15点 |
大問4 | 複数のブログ記事の内容読解 | 16点 |
大問5 | 伝記文の内容読解 | 15点 |
大問6 | 論理的文章の内容読解 | 24点 |
大問1から大問6にかけて徐々に難易度が上がっていく構成になっており、大問6はかなり長めな長文になっています。
制限時間と時間配分
共通テスト英語リーディングの制限時間は80分です。また、以下のような時間配分で解き進めることをおすすめしています。
大問 | 時間配分 |
大問1 | 7分 |
大問2 | 12分 |
大問3 | 10分 |
大問4 | 10分 |
大問5 | 12分 |
大問6 | 18分 |
予備時間 | 11分 |
表にある予備時間というのは、解答の見直しや時間配分を超過してしまった時のための時間です。
予備時間を抜いた時間内に解き終わるように意識することで、全問確実に解ききりやすくなります。
さらに詳しく共通テスト英語リーディングの時間配分について知りたいのであれば以下の記事を参考にしてください。
難易度
共通テスト英語リーディングの難易度は日東駒専レベルです。それなりに読解演習をしていれば対応できます。
問題自体は比較的簡単な一方で制限時間がかなり厳しいため、人によっては日東駒専よりも難しいと感じるかもしれません。
しかし、問題自体の難易度はあまり高くありません。長文の実力を身に着けて挑みましょう。
平均点
大学入試センターによると、共通テスト英語リーディングの平均点は2022年で58.80点、2023年で61.80点でした。およそ60点ほどですね。
共通テスト英語リーディングで平均点を超えたいのであれば、自分の現状に合わせた勉強法と参考書が必要です。
「受験勉強のエッセンス」が「メアライズアカデミー」と共同で行っている東大生への無料学習相談会では、中高生向けに勉強法・学習計画の提案を行っています。
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