50万人以上もの多くの受験生が受ける共通テストですが中には記念受験をする人も存在します。
推薦入試やAO入試等ですでに進学先が決まっているけど興味本位で受ける人、私立大学をメインで受けるけど国公立も受ける人等様々な思惑の人がいますがその中で共通テストを本気で受ける人は少ないでしょう。
そういった人たちが共通テストを記念受験するのは果たしてどのようなメリット・デメリットがあるのかについてお話していきたいと思います。
共通テストを記念受験するメリット
多くの受験生が受ける共通テスト受験にはいくつかのメリットが存在します。
メリット①:自分の実力が知れる
共通テストは最も多くの受験生が受験する試験です。模試や大学別試験では受験する人のレベルに偏りがありますが、共通テストは全レベルの受験生が受けます。
共通テストを受ければ全レベルの受験生と自分の学力を比較することができます。
高校生生活、または浪人生活最後の腕試しとして受験してみるのもありかもしれません。
メリット②:一生残る結果になる
最も多くの受験生は受験する共通テストは大学入学後もその点数についてしばしば話題になります。
友達や先輩と共通テストの点数について話したりすることも珍しくありません。
共通テストを受験しておけばそういった話題に参加しやすいですし、良い点をとっていれば自慢にもなります。
メリット③:試験慣れできる
共通テスト受験後に私大入試など大学別試験を控えている人であれば共通テストは本番の試験の雰囲気に慣れることのできる絶好の機会です。
本番の試験では緊張や雰囲気に呑まれることによって本来の実力を出しにくくなります。
しかし基本的にどの大学の個別試験よりも早い時期に行われる共通テストを受け、本番の試験に慣れておくことによって本命の試験に万全の状態で挑めるようになります。
共通テストを記念受験するデメリット
デメリット①:時間の浪費
共通テストを受験しようとすると試験だけで二日間つぶれ、対策までしようとするとさらに日数がかかります。
大学入試が完全に終わっている状態ならまだしも共通テスト以降に試験を控えているのであれば数日間本命の試験対策に使えないのは非常に勿体ないです。
共通テスト後に共通テストの点数が影響しない本命の試験を控えているのであれば受験しないほうがいいでしょう。
デメリット②:お金の浪費
共通テスト受験には受験だけで1万8千円必要で、さらにそこから共通テスト利用入試をしようとすると合計で10万円近くかかることもあります。
共通テストを受験しなくても大学受験には莫大なお金が必要です。さらに大学に入ってからも出費がかさみます。
家庭の金銭事情にもよりますが共通テストを受けなくても済むのであれば受験費用を今後のためにとっておくほうがいいでしょう。
まとめ(結論)
共通テストを記念受験するのは結局ありなのかなしなのかについてですが共通テストを受ける段階で進学先が決まっている人はあり、決まっておらず共通テスト後に本命の試験を控えている人はなしだと結論付けさせていただきます。
共通テストを受ける段階で進学先が決まっている人であれば時間の浪費もなく、その後の出費も他の人に比べて少ないので共通テストを記念受験するのはありだと思います。
しかし共通テストを受ける段階でその後に本命の試験が残っている場合は時間と金の浪費というデメリットがメリットを上回っているように感じます。よって記念受験は控えましょう。
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