この記事では英語長文のおすすめ問題集と参考書を難易度順に紹介していきます。
英語長文の問題集・参考書選びに迷っている人はぜひ読んでみてください。
英語長文の問題集・参考書の選び方
英語長文の問題集・参考書を選ぶ際には以下の点を意識して選びましょう。
自分に合ったレベルか
英語長文の問題集を選ぶ際にはその問題集・参考書が自分に合ったレベルかどうかを見極めなければなりません。
自分のレベルと比べてかなりレベルの高い問題集を選んでしまうと解き進めることが難しく、途中でギブアップしてしまう可能性があります。
逆に自分のレベルより低いレベルの問題集を選んでしまうと簡単すぎて練習になりません。
従って英語長文の問題集を選ぶ際には自分のレベルに合っているかどうかを確認しましょう。
具体的なやり方としては本屋で英語長文の問題集を数ページ見てみて、少し読みにくいと感じるレベルのものを選びましょう。
解説が充実しているか
英語長文の問題集・参考書を選ぶ際には解説がどれだけ充実しているかを必ず確認しましょう。
英語長文の問題集を解く目的は当然英語の長文読解の能力を上げるためですよね。
英語長文の成績を上げるためには英語長文の問題を解いた後に解説を読んで間違えた問題を確認し、正解するためにはどんな要素が必要だったのかを考えて対策をすることが必要です。
解説が充実していれば具体的にどういう解き方をすればよかったのか、どんな要素が自分に足りなかったのかなどを簡単に知ることができます。
ですので英語長文の問題集を選ぶ際にはできるだけ解説が充実しているものを選びましょう。
問題の質が高いか
英語長文の問題集を選ぶ際には解説の充実度と同じくらい問題の質が大事です。
問題の質というのは問題集にのっている問題が実際の大学入試の問題にどれだけ近いかということです。大学入試の問題に近ければ実際の入試の出題傾向に慣れることができます。
従って大学入試の過去問が使用されている問題集や著者が入試問題に合わせて問題を作っている問題集は問題の質が高いのでそういった問題集を選ぶようにしましょう。
英語長文対策に使用するべき問題集は人によって違う
上記で記述問題の質と解説の充実度が重要だと解説しましたが、実は使うべき問題集や参考書は人によって異なります。
人によって受験する大学も現状の学力も異なりますよね。そのため、使うべき問題集も人によって大きく異なるのです。
従って効率的に成績を上げて志望校に合格するためには現在のあなたの学力と志望校を踏まえ、いつどのタイミングで何の参考書を使えばいいのかを決め、学習計画を立てる必要があります。
しかし自分で学習計画を立て、それを実行するのは難しいですよね。僕も受験生時代かなり苦労しました。
「受験勉強のエッセンス」が「メアライズアカデミー」と共同で行っている東大生への無料学習相談会では、中高生向けに勉強法・学習計画の提案を行っています。
間違ったタイミングで間違った勉強をしてしまい、勉強の効率を悪くしてしまうといった事態を避けたい人はぜひご相談ください。
英語長文おすすめ問題集【共通テスト・日東駒専レベル】
共通テスト・日東駒専レベルの英語長文のおすすめ問題集・参考書は以下の3つがあります。
やっておきたい英語長文300
共通テスト・日東駒専レベルの英語長文のおすすめ問題集・参考書1つ目は『やっておきたい英語長文300』です。
「やっておきたい英語長文300」は河合塾が出版している英語長文の問題集で、共通テストや日東駒専レベルの対策に丁度いい問題集となっています。
問題数が30問もあり、英語長文の演習にぴったりな問題集となっているのでとにかく演習量を増やして英語長文に慣れたいという人におすすめの問題集です。
一方で英語長文の他の問題集・参考書と比べて解説が少なく、英語長文の解き方が全然分からないという人にはあまりおすすめできません。
イチから鍛える英語長文300
共通テスト・日東駒専レベルの英語長文のおすすめ問題集・参考書2つ目は『イチから鍛える英語長文300』です。
「イチから鍛える英語長文300」ではその名の通り300語程度の短めな英語長文が扱われており、「やっておきたい英語長文300」と同様に英語の長文読解が苦手な人でも取り組みやすいです。
また、英文の難易度も「やっておきたい英語長文300」と同様に共通テストや日東駒専レベルなので共通テスト対策に適しています。
他の問題集との大きな違いは過去の実際の入試問題から引用された文章が使われている点です。
そのため、問題を解き進めることで共通テストレベルの読解力が身に付くだけでなく入試頻出のテーマに慣れることができるので国公立の2次試験対策にも役立ちます。
国公立受験を検討している人におすすめの問題集です。
英語長文問題Solutionスタンダード
共通テスト・日東駒専レベルの英語長文のおすすめ問題集・参考書3つ目は『英語長文問題Solutionスタンダード』です。
「英語長文問題Solutionスタンダード」は共通テスト・日東駒専レベルより若干レベルの高い問題集ですが、このレベルの問題が余裕で解けるようになれば共通テストや日東駒専レベルの入試は簡単に乗り越えられます。
「英語長文問題Solutionスタンダード」の最大の特徴は解説がかなり詳しい点です。
通常の英語長文の問題集では、簡単な設問の解説は省略される場合がほとんどですが「英語長文問題Solutionスタンダード」では全ての設問に詳しい解説がなされています。
また、設問ごとの解説だけでなく長文全体を通した文構造の解説もされているので問題を解いている間読み取りにくかった場所が解説を見ればすぐに理解できるようになります。
英語長文ハイパートレーニングレベル2
共通テスト・日東駒専レベルの英語長文のおすすめ問題集・参考書4つ目は『英語長文ハイパートレーニングレベル2』です。
「英語長文ハイパートレーニングレベル2」は「英語長文問題Solutionスタンダード」と同様に共通テスト・日東駒専レベルよりも若干レベルの高い問題集です。
「英語長文ハイパートレーニングレベル2」は英語長文問題スタンダードよりも解説が詳しくなっており、その解答が正解になる理由だけでなくそのほかの解答が誤りになる理由まで解説されているので完全に納得した状態で解き進めることができます。
また、解説では全文にSVOCが振られているため、使用されている構文が分かりやすく、どうしてその構文になるのかが一目で分かるようになっています。
解説がかなり充実している一方で問題数がかなり少なく、12題しか掲載されていません。
従ってあまり演習はできないので短期間で集中的に英語長文の読解力をつけたい人にはおすすめの一冊です。
英語長文レベル別問題集4中級編
共通テスト・日東駒専レベルの英語長文のおすすめ問題集・参考書5つ目は『英語長文レベル別問題集4中級編』です。
「英語長文レベル別問題集4中級編」は「英語長文ハイパートレーニングレベル2」とは反対に、共通テストの問題よりも若干難易度が低い内容となっています。
また、「英語長文問題Solutionスタンダード」や「英語長文ハイパートレーニングレベル2」と同じように全英文に解説がなされていてとても分かりやすいです。
共通テストよりは難易度が低いので、この問題集を使う場合は全問題を解き終わった後にもう一冊別の共通テストレベルの問題集で学習を進めるのがよいです。
まずは少し簡単めな問題で英語長文の実力を上げたいという人におすすめの問題集です。
共通テスト対策におすすめの英語長文問題集をさらに知りたい人は以下の記事を参考にしてください。
英語長文おすすめ問題集【MARCH・中堅国公立大レベル】
MARCH・中堅国公立大レベルの英語長文のおすすめ問題集・参考書は以下の4つです。
イチから鍛える英語長文500
MARCH・中堅国公立大レベルのおすすめ英語長文問題集・参考書1つ目は『イチから鍛える英語長文500』です。
「イチから鍛える英語長文500」はMARCHや静岡大・三重大等の中堅国公立大レベルの英語長文問題集です。
実際の大学入試の過去問から厳選された問題が使用されていて問題の質がとても高いので、1度解いて終わりにするのではなく復習で何度も解くのがおすすめです。
また、通常の英語長文の問題集では全文和訳と英語長文がバラバラになっていてわかりにくいですが、「イチから鍛える英語長文500」の解説では問題文の1文ごとに和訳がついているので非常に分かりやすく、効率的に勉強していくことができます。
英語長文ポラリス1
MARCH・中堅国公立大レベルのおすすめ英語長文問題集・参考書2つ目は『英語長文ポラリス1』です。
「英語長文ポラリス1」はMARCHや中堅国公立大レベルよりも少しレベルの低い問題集です。
扱われている英語長文は最新の入試傾向を分析して厳選されたテーマとなっており、実際の入試問題の過去問を使用していないにも関わらず問題の質がかなり高いです。
「英語長文ポラリス1」の解説では、1文ごとに和訳だけでなくSVOCまでついているので「イチから鍛える英語長文500」よりもさらに解説がわかりやすいです。
基礎英語長文問題精講
MARCH・中堅国公立大レベルのおすすめ英語長文問題集・参考書3つ目は『基礎英語長文問題精講』です。
「基礎英語長文問題精講」はMARCH・中堅国公立大レベルよりも少しレベルの高い問題集で、早慶の下位学部までなら対応可能な一冊です。
最大の特徴は問題数の多さで、40題もの問題が掲載されているので演習量を増やして英語長文に慣れたい人にはかなりおすすめです。
また、問題ごとの設問の種類が豊富で語彙問題や文法問題などの知識問題から和訳などの記述形式の問題まで幅広く出題されるので私大から国立大まで様々な大学の対策になります。
問題数が多い一方で他の問題集・参考書と比べて解説が少ないので、英語長文が苦手な人にはあまりおすすめできません。
毎年出る頻出英語長文
MARCH・中堅国公立大レベルのおすすめ英語長文問題集・参考書4つ目は『基礎英語長文問題精講』です。
「毎年出る頻出英語長文」は過去実際に出題された入試問題を使用しているので、問題の質が高いです。
ただし、「基礎英語長文問題精講」と同じく国公立大学の過去問と私立大学の過去問が両方収録されているので注意が必要です。
他の問題集とは異なり、難易度が徐々に上がっていくので問題集を解き始めた段階と解き終わった段階で自分の実力の伸び幅を感じやすいです。
また、解説がとても詳しく載っているので、疑問や分からないところを残さずに学習を進めることができます。
国公立大学と私立大学を併願予定の人で、少しずつ自分の実力を上げていきたい人におすすめの英語長文問題集です。
また、地方国公立大学などの中堅国公立大学の英語長文対策におすすめの問題集をもっと知りたい人は以下の記事を参考にしてください。
英語長文おすすめ問題集【早慶・難関国立大レベル】
早慶や旧帝大などの難関国立大レベルのおすすめ英語長文問題集・参考書は以下の3つです。
イチから鍛える英語長文700
「イチから鍛える英語長文700」は早慶などの難関私立大や、旧帝大などの難関国立大レベルの英語長文の読解力を鍛えられる参考書です。
問題の難易度がかなり高く、MARCHレベルの英語長文が楽に読める人でないと取り組むのが難しい問題集となっています。
また、実際の大学入試の過去問が使用されているので問題の質がかなり高く、MARCHレベルの英語長文が楽に読める人であれば何度も解いて速読力を鍛えるのにも使えます。
「イチから鍛える英語長文700」は「イチから鍛える英語長文500」と同様に解説がわかりやすく、1文ごとに和訳がついているのが特徴です。
やっておきたい英語長文1000
「やっておきたい英語長文1000」は文章の難易度は早慶レベルですが、文量がかなり多いので問題自体の難易度としては早慶・旧帝大レベルより少し上になります。
他の「やっておきたい英語長文」シリーズと同様に選択式の問題から記述式の問題まで幅広く載せられているので私立大から国立大まで様々な大学・学部の対策になります。
一方で他の英語長文の問題集・参考書と比べて解説が少なく解説を読んだ後に疑問が残りやすいので、もし疑問が残った場合は先生に質問して解消するとよいです。
英語長文ハイパートレーニングレベル3
「英語長文ハイパートレーニングレベル3」は早慶・旧帝大レベルよりは少し簡単なレベルの問題集です。従ってMARCHレベルの問題に少し慣れてきたという人におすすめの問題集です。
他の「英語長文ハイパートレーニング」シリーズと同様にとにかく解説が豊富で分かりやすく、疑問を残すことが無い状態でどんどん次の問題に進むことができます。
特に他の問題集・参考書と違う点は解説の後ろに「徹底精読」というコーナーがついており、問題文の内容を段落ごとに図解を使って解説してくれています。
この「徹底精読」のおかげでそれぞれの英文でどういった構文・単語が使われているのかを知ることができるのでどんどん精読力をみにつけていくことができます。
英語長文おすすめ問題集【東大・京大・医学部レベル】
東大・京大・医学部などの最難関レベルの大学・学部を目指す人におすすめな英語長文の問題集・参考書は以下の5つです。
英語長文ポラリス3
「英語長文ポラリス3」は東大や京大などの最難関国立大学レベルの問題集です。
問題の難易度がかなり高く、かなり英語が得意な人でないと問題を解くのに苦労するので早慶レベルの英語長文の問題をスムーズに解ける人におすすめの問題集です。
問題の難易度が高い一方で解説がとても丁寧で、設問ごとにその解答が正解になる理由を詳しく解説してくれています。
また、最新の入試問題の傾向を分析して問題が作成されているため、問題の質がかなり高く、入試対策にぴったりな一冊となっています。
The Rules 英語長文問題集4
「The Rules 英語長文問題集4」は東大や京大などの最難関国立大レベルより少しレベルの低い英語長文問題集です。
「The Rules 英語長文問題集4」ではその名の通り、英語長文を読む際のルールが問題文の冒頭に書かれています。
そのおかげで受験生はそのルールを意識しながら英語長文を読んでいくことができるので、英語長文を読む際の最適な頭の使い方を身に着けることができます。
また、解説では問題文全文に構文の解説がついており、問題文を読んでいる間分かりにくかった部分を解消することができます。