今回の記事では、河合塾の主催する全統記述模試の国語について、高得点・高偏差値を出すにはどのような勉強をする必要があるかをご紹介していきます。
全統模試だけでなく、さまざまな模試に共通する重要な事項を取り扱っていますので、受験生の方は是非参考にしてみてください!
また、以下の記事で英語と数学の対策法も紹介していますのでぜひご覧ください。
出題の特徴
現代文
漢字の書き取り問題から100字の論述問題まで、幅広い形式の問題が出題されます。
評論、小説ともに題材となる文章は標準的な難易度ものですが、しっかりと実際の入試に近い問題形式ですので、古典との兼ね合いもあるため侮っていると時間内に読み終わらない、解き終わらないという事態になってしまう可能性があります。
記述式の問題は要素採点となるので、解答のキモとなる部分をしっかりと選び取って、字数にうまいこと収まるよう自分の言葉で言い直す必要があります。
古文・漢文
基本的には、
(古文)
- 助動詞、助詞などの文法問題
- 現代語訳問題
- 内容説明(読解)問題
(漢文)
- 漢字の読み問題
- 返り点をつける問題
- 内容説明(読解)問題
が出題されます。
文法問題や漢字問題は簡単なものから難しいものまでありはしますが、結局は知識に終始するので覚えられるものは覚えておき、問題文で見たら瞬時に解答できるレベルにまでしておきたいところでしょう。
した二つは文法的知識などを前提として、しっかりと文脈に合わせて適切な解答を作成する必要があるため、難易度は上がります。
記述解答はこちらも要素採点であることが多く、限られた字数内で必要なパーツを過不足なく時間内に記述するのは、かなり高い学力が要求されるでしょう。
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具体的な対策方法
他の科目にも共通しうることになりますが、やはり一番大事なのは基礎を徹底することです。
高い得点、偏差値(65以上)を目指すのであれば、漢字、文法、句法といった知識レベルを絶対落とさないレベルに仕上げておくのはもちろん、読解問題や記述も標準的なレベルまでは十分に解いたことのある状態で臨む必要があります。
これもまた全統模試の他の科目にもある程度共通することですが、さまざまな形式の問題が出題されるため、ある程度志望校が固まっていてどのような出題形式なのかがはっきりとしているのであれば、一部の問題は解けなくても良いということになるかもしれません。
実際、直前期など時間がない状況であれば捨ててしまうのも一つの手ですが、まだ基礎固めの段階であったり受験学年でない方は、できるだけ全ての問題形式に対応できるように勉強するべきです。
全統模試のレベル帯であれば、様々な形式の問題を解くことは、特定の形式でしか養われにくい部分を成長させ、異なる問題形式間の相互作用で総合的に成績を伸ばしていくことが期待できます。
模試を実際に解く際に全体として言えるのは、量が多いため問題文の読解、テキパキとこなしていく必要があるところでしょう。 文章の長さはもちろん、記述量も多いため出来るだけ無駄にしてしまう時間を削ることで全ての大問に満遍なく時間を割き、得点につながる答案を作成することができます。
まとめ
国語は記述式が多くなるため、点数が伸びにくく高い点数で安定させることが難しい科目ですが、地道な努力の積み重ねで点数の水準は確実に上がっていきます。
基礎-標準的な問題が多いとはいえ、この模試で高得点がしっかりと出せるようになればそれだけで受験生の中でも相当な上位層にいると言っても過言ではないでしょう。
日々の勉強の量と質の両方を保ちつつ、国語力を養っていきましょう。
ここまで読んでいただきありがとうございました!