この記事では河合塾の全統模試のA~E判定の実際の合格可能性について紹介していきます。
河合塾の全統模試を受けるか迷っている人や最近受けたという人はぜひご覧ください。
河合全統模試の難易度は?
河合全統模試とはその名の通り塾業界大手の河合塾が行っている模試です。
他の有名模試と難易度を比較すると「進研模試<全統模試<東進模試<駿台模試」という形になります。以下では志望校別に難易度を紹介します。
東大や京大を目指す人にとっての難易度
東大や京大、一橋大、東工大、国立医学部を受験する超トップ層にとっては河合塾の全統模試は非常に簡単です。
特に東大、京大、一橋大、東工大、国立医学部などの難関大学・学部に合格できる可能性が高く、普段からA判定やB判定をとっている人からすると河合塾の全統模試は基本問題に感じられます。
そういった超トップ層は駿台模試や大学別模試しか受けない場合が多いので河合塾の全統模試は物足りなく感じてしまうでしょう。
旧帝大や早慶を目指す人にとっての難易度
東大・京大以外の旧帝大や早慶を目指す人にとっても河合塾の全統模試は比較的簡単です。
旧帝大や早慶を目指す人が河合塾の全統模試を受験すると解きやすく、かつ簡単すぎないという感触を受ける人が多いでしょう。
時間が足りないという場合も少なく、受験した後には爽快感が得られます。
準難関国立大やMARCHを目指す人にとっての難易度
千葉大や広島大などの準難関国立大学やMARCHを目指す人にとっては河合塾の全統模試は少し難しいです。
準難関国立大やMARCH志望者が河合塾の全統模試を受験すると、なかなか手ごたえがあり時間内に解けるか危ういという感触を受ける人が多いでしょう。
ただ簡単な模試を受けてても意味がないので全統模試は丁度いい難易度といえます。
上記以外の大学を目指す人にとっての難易度
地方国公立大や中堅私立大を目指す人やそれ以外の大学を目指す人にとっては河合塾の全統模試は難しいです。
地方国立大や中堅私立大志望者にとって全統模試の問題をを時間内に全問解くのはかなり難しく、自分の実力との乖離を感じる場合が多いでしょう。
しかし河合塾の全統模試の問題レベルに慣れていれば志望校の入試問題が比較的解きやすく感じられるので難易度が高いからといって受験しないのはもったいないです。
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河合全統模試の判定の実際の合格可能性
河合塾自身が示している全統模試の各判定の合格可能性は以下のようになっています。
全統模試志望校判定 | 合格可能性 |
A判定 | 80%以上 |
B判定 | 65% |
C判定 | 50% |
D判定 | 35% |
E判定 | 20%以下 |
全統模試の合格可能性判定の正確性は他の模試と比べてかなり高いです。
しかしあくまで河合塾が想定した合格可能性ですので実際の合格可能性とはずれがあります。それを以下で解説していきます。
河合全統模試A判定の合格可能性
河合塾の全統模試でA判定が出れば合格する場合がほとんどです。東大や京大等の超難関国立大以外であれば大抵合格できるでしょう。
しかし東大や京大を目指す場合は全統模試でA判定が取れていても容易に落ちる可能性があります。
なぜなら河合塾の全統模試の問題は東大や京大などの難関大学の入試問題とかなり難易度に差があるからです。
全統模試の問題がいくら解けても東大や京大の問題が解けるとは限りません。
また、超難関国立大以外が志望校であったとしてもA判定をとった多くの人が油断し、その結果志望校に落ちることはよくあることです。
河合全統模試B判定の合格可能性
河合塾の全統模試でB判定が出た場合はたいていの場合合格します。私の感覚的には一番合格可能性が高いです。
当然全統模試を受け終わった段階ではA判定をとった人のほうがB判定をとった人より学力は高いです。
しかし、B判定をとった人の多くは油断せずに勉強し続けますがA判定をとった人の多くは少なからず油断が生まれてしまいます。
河合塾の全統模試でB判定がでてそこから油断せずに勉強し続けて落ちる人は滅多にいません。
河合全統模試C判定の合格可能性
河合塾の全統模試でC判定が出た場合は合格可能性は丁度50%ほどです。これに関しては河合塾の合格可能性50%という想定は正しいと感じています。
河合塾の全統模試でC判定が出た後必死で頑張る人は合格しますし、少しでも気を抜いた人はもれなく不合格となります。
「C判定のときはちょうど合格するかしないか半々だから油断できない」という気持ちで勉強し続けることが大切です。
河合全統模試D判定の合格可能性
河合塾の全統模試でD判定が出た場合はそのままいけば合格できません。
河合塾の全統模試でD判定が出る場合は志望校合格のためには実力不足です。しかしD判定が出ている場合は希望は大きいです。
実は全統模試受験生のうち60%がE判定という結果になるので、D判定をとれているということはその大学を志望している人の中では上位40%には入っているのです。
そのままD判定の実力のまま進めば合格は望めませんが必死で勉強すれば合格する可能性は十分あります。
河合全統模試E判定の合格可能性
河合塾の全統模試でE判定が出た場合は合格はほぼ不可能です。
東大や京大を目指している場合でも全統模試でE判定がでるのは基本的な内容が身につききっていないということなので合格は難しいです。
その他の大学の場合は合格可能性はさらに低くなります。特に高3の10月や11月頃にE判定がでたら志望校を下げるのをおすすめします。
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河合全統模試の結果の見方
河合塾の全統模試が返却されたら志望校判定よりも見るべきポイントがあります。
全統模試の結果が返却されたら一番に見るべきポイントは自分の苦手教科と苦手分野です。
自分の苦手な部分、つまり弱点を知ってそこを重点的に勉強していくことで効率よく成績を上げることができます。
河合塾の全統模試の結果が見れる場所や結果のどこに着目するべきかを以下の記事で解説しているので読んでみてください。
河合全統模試の対策法
河合塾の全統模試は問題の質が高く、良い点数をとることはそのまま入試対策にもなりますし、何よりモチベーションにつながります。
河合塾の全統模試で悲惨な結果を残したくない方は以下の記事を参考にして勉強を進めていきましょう。
河合全統模試の申し込み方
全統模試は数ある模試のなかでもかなり志望校判定の精度が高く、受験層も幅広いので全レベルの受験生におすすめできる模試です。
全統模試はこちらの河合塾のホームページから申し込むことができます。興味ある方はぜひ。
受験したいのであれば申し込みが遅れないように常日頃からチェックしておきましょう。
まとめ
河合塾の全統模試は他の模試よりも判定の正確性は高いです。しかし東大や京大など難関大学志望者にとっては判定の正確性は少し落ちます。
なにより大事なのはどの判定であろうと必死に勉強し続けることです。E判定以外であれば合格可能性は十分にあります。
ここまで読んで頂きありがとうございました!