世界史を含めた社会科目は共通テストだけでしか使わないという方も多いですよね。
国立2次で国語・数学・英語の3教科のみしか使わない方や私立大学を社会科目の代わりに数学を使って受験するという方、理系で世界史を選択した人など共通テストだけで世界史を使う方はできるだけ世界史の勉強量を減らしたいでしょう。
そういった方向けに今回はできるだけ最小の労力で世界史で最低限の点数(7~8割程度)をとれる勉強法を紹介します。
ちなみにここでは紹介しない9割越えを狙う勉強法は以下の記事からご覧ください。
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間違ったタイミングで間違った勉強をしてしまい、勉強の効率を悪くしてしまうといった事態を避けたい人はぜひご相談ください。
最小限の努力で済む勉強法
9割越えを狙う勉強法と同じく、勉強は段階ごとに行います。
①:世界史の参考書を一周する
まずは世界史の基本的な流れを理解するために世界史の参考書一冊を一通り勉強しましょう。
説明文を読み、付属の問題を解き、答え合わせ・直しをするのです。
勉強するのは一周だけで大丈夫です。9割越えを狙おうとすると参考書に付属の問題くらいは全問完璧に解けるようになる必要がありますが、ここで目指すのはあくまで7,8割の得点なので一周で十分です。
どうしても不安な方は時間に余裕がある場合に限り2周目以降も勉強しましょう。
注意点としてこの①の段階だけは少しずつ勉強するのではなく、一週間ほどの短期間で一気に勉強しましょう。
少しずつ勉強して①を終わらせて次の②に移ると、最初のほうの学習内容がかなり抜けきった状態で勉強することになります。
そうなると①の段階を繰り返す必要が生まれ、時間を短縮できなくなります。
②:共通テスト形式問題集を使う
参考書を一周学習し終えたらすぐに共通テスト形式問題集の問題を解いていきましょう。
z会や河合塾等が出版している共通テスト形式問題集は今までのセンター試験や共通テストから問題の出題傾向を分析して作られた予想問題となっています。
よってそれらの問題を解くこと自体が共通テスト対策につながります。
【★】問題を解く→答え合わせ→間違えた問題の解説を読む→間違えた問題に印
【★】を繰り返し、問題集を一冊終わらせましょう。
その後印をつけた間違えた問題に関して【★】の作業を行いましょう。
この②の段階もできるだけ短期間で終わらせましょう。
③:一定期間後解き直す
問題集は一度解いて終わりではありません。できる限り何度も解いて問題集から得られる知識を吸収していきましょう。
ただし共通テストだけでしか世界史を使わない人は世界史にあまり時間を割くべきではありません。一日に何回分も問題を解いていては他教科の勉強に支障が出てしまいます。
従って一日一回分(一回の試験分)のペースで問題集の解き直しを行いましょう。
④:②・③を全問題集で繰り返す
③を繰り返して一つの共通テスト形式問題集の内容が完璧になった段階で次の問題集に移り、②・③を行いましょう。
9割得点を目指す勉強法であれば共通テスト形式問題は弱点を探すために使うのでとにかくたくさんの問題を解く必要がありますがここではその必要はありません。
まだまだ知識不足の段階なので何度も同じ問題を解いていき、少しずつ確実知識を定着させていきます。
勉強法まとめ
ここまで勉強時間を最低限にしてある程度の点数がとれる勉強法を紹介してきましたがいかがだったでしょうか?
勉強時間を最小限にするためには短期間に一気に知識を詰め込む必要があります。そしてその詰め込んだ知識が無くならないように、かつ知識の補充をするために毎日少しづつ問題集を解いていくのです。
その間他教科の勉強が疎かになるとは思いますがトータルの勉強時間で考えるとかなり短くできるのでぜひお試しください。
ここまで読んで頂きありがとうございました!