この記事では英文法の基礎固めにおすすめの参考書を紹介しています。
参考書の効果的な使用方法や自分に合った参考書の選び方も記載しているので、どの参考書を購入しようか迷っている人におすすめです!
英文法の基礎固めにおすすめな参考書・問題集7選!
以下で厳選した参考書・問題集を7冊紹介します!
大学入試 肘井学のゼロから英文法が面白いほどわかる本
英文法の基礎固めにおすすめな参考書・問題集1冊目は、『大学入試 肘井学のゼロから英文法が面白いほどわかる本』です。
『大学入試 肘井学のゼロから英文法が面白いほどわかる本』は、説明文がコンパクトにまとまっているため、短期間で英文法を一通りやり直すことができます!
この本の特徴として、各分野で全体像を示す“英文法の見取り図”が掲載されているため、自分が現在何を復習しているのか意識しながら学習を進めることができます。
講の最後にはテスト問題も掲載されていて復習しながら問題を解くことができるため、インプット・アウトプットをこの1冊で行うことができます。
インプット・アウトプットに関しては下記の「英文法基礎固め参考書の使い方」で説明しています。
長々とした説明文を読むのが苦手で、さらに高校基礎レベルの英文法が不得意であると感じる人におすすめです。
関正生の英文法ポラリス
英文法の基礎固めにおすすめな参考書・問題集2冊目は、『関正生の英文法ポラリス』です。
『関正生の英文法ポラリス』は、大人気のスタディサプリ講師・関先生が書いた英文法参考書です!
ここ2年間で出題された入試問題約2500問を分析した上で、その中でも厳選された問題が「そのまま」掲載されています。
普通の参考書であれば1000問以上の問題が掲載されているところ、ポラリスは約400問のため「最低限押さえておくべき問題」を効率よく学習できます。
基礎固めをしながら入試問題に取り組む事が出来るため、英文法に割く時間を短縮したい人におすすめです。
高校英文法をひとつひとつわかりやすく。
英文法の基礎固めにおすすめな参考書・問題集3冊目は、『高校英文法をひとつひとつわかりやすく。』です。
『高校英文法をひとつひとつわかりやすく。』は、「読む→解く→わかる!」という流れにこだわった英文法参考書です。
1回分の学習が2ページにまとめられており、1単元につき15分で学習が完了することが特徴です!
イラスト付きの分かりやすい解説を読んだ後に右ページの「基本練習」を解くことで、その単元で学んだことがその都度定着します!
参考書を買っても途中で飽きてしまう人におすすめです。
高校 とっても優しい英文法
英文法の基礎固めにおすすめな参考書・問題集4冊目は、『高校 とっても優しい英文法』です。
『高校 とってもやさしい英文法』は、その名の通り易しい説明で英文法の基礎を学ぶことができます。
絶対に押さえるべき!というポイントを可愛いイラストでまとめており、1ページの文字数も少ないためモチベーションを保ったまま学習が進められます。
また、定着度を確認できるチェック問題も付いているため、問題を解きながら学習を進めることができます!
大学受験というよりは定期試験レベルの難易度ですが、基本的な内容が分かりやすく説明されているので「英文法を一からやり直したい!」という人におすすめです。
高校の英文法が1冊でしっかりわかる本
英文法の基礎固めにおすすめな参考書・問題集5冊目は、『高校の英文法が1冊でしっかりわかる本』です。
『高校の英文法が1冊でしっかりわかる本』は、基礎固めから大学受験・英検・TOEIC対策にも活用できる参考書です!
英文法基礎固めを行うと同時に、付属の音声DLを活用して「聞く」「読む」「話す」「書く」の英語4技能を伸ばすことができます。
この参考書では単に英文法ルールの解説が書かれているだけではなく、「各ルールの背景と理由」に焦点を当てていることが大きな特徴です。
「このルールが何故存在するのか、背景には何があるのか」を解き明かすことで単に暗記でルールを覚えるよりも英文法が定着しやすくなります!
基礎固めと同時に英検やTOEICなどの4技能対策をしたい人におすすめです。
成川の「なぜ」がわかる英文法の授業 高校分野の英文法がまるっとわかる本
英文法の基礎固めにおすすめな参考書・問題集6冊目は、『成川の「なぜ」がわかる英文法の授業 高校分野の英文法がまるっとわかる本』です。
『成川の「なぜ」がわかる英文法の授業 高校分野の英文法がまるっとわかる本』は、英文法を暗記ではなく「なぜそうなるのか」の説明にこだわって解説した参考書です!
豊富なイラストと詳しい解説文でひとつひとつの理解を深めながら学習を進めることができます。
語り口調の説明文になっているため、取っ付きやすく飽きにくいのも特徴のひとつです。
また、重要な文章は赤字で記載されているため、一目で押さえるべきポイントが分かります。
「なぜそうなるのか」を知りながら学習ができるため、ただの暗記が苦手な人におすすめの参考書です。
総合英語 Evergreen
英文法の基礎固めにおすすめな参考書・問題集7冊目は、『総合英語 Evergreen』です。
『総合英語 Evergreen』は、今まで紹介してきた参考書のように基礎固めに活用するのはもちろん、入試直前まで役立つ辞書のような参考書です。
下記の「英文法基礎固め参考書の使い方」で詳しく説明しますが、この参考書は1冊で使うのではなく、他の問題集と併用することが前提となっています。
問題を解いて分からない部分をこの参考書で調べる、というのが主な使い方です。
『高校英文法をひとつひとつわかりやすく。』や『高校 とっても優しい英文法』といった参考書で英文法の基礎を身に付けた後、英文法の問題集や大学入試の過去問を解く際に分からないことがあれば『総合英語 Evergreen』で探してみてください。
以上、英文法の基礎固めにおすすめの参考書・問題集7選を紹介しましたが、やはり自分で参考書を探して勉強するだけでは「この参考書で正しいのか」「この勉強法で成績は伸びるのか」と不安に思いますよね。
「受験勉強のエッセンス」が「メアライズアカデミー」と共同で行っている東大生への学習相談会では、中高生向けに勉強法・学習計画の提案を行っています。
間違ったタイミングで間違った勉強をしてしまい、勉強の効率を悪くしてしまうといった事態を避けたい人はぜひご相談ください。
また、他のレベルの英文法の問題集・参考書について詳しく知りたいなら以下の記事を参考にしてください。
英文法基礎固め参考書の使い方
英文法の学習はインプットとアウトプットの繰り返しです。
以下のような方法でインプット・アウトプットを行い、効率的に英文法を覚えましょう。
-
インプット:参考書の解説を読み、基本的なルールを理解する。
- アウトプット:参考書についている確認問題などを解く。(この段階で参考書の確認問題が簡単だと感じる人は、英文法の問題がたくさん載っている問題集を購入してください。
そもそも、ルールを理解しなければ文法問題は解くことができません。参考書にまとめられている基本的な文法事項はしっかり覚えましょう。
文法事項が頭に入った後は、問題を解いて実力をつけます。
ただ文法事項を暗記するだけではすぐに忘れてしまうため、問題を解いて定着させる必要があります。
また、問題を解く上で参考書の解説だけでは不十分だと思った人、もしくは難関校受験を目指している人は『総合英語 Evergreen』のような辞書として使用できる参考書を購入してください。
基本的なルール以外にも多くの例外などが記載されているため、「どうして間違えたのか分からない」という問題に出会ったときは『総合英語 Evergreen』などで調べてください。
英文法基礎固めは重要?
結論から言うと、英文法の基礎固めは英語を学習する上で非常に重要な分野です。
「そもそも英文法の基礎固めは必要なのか?」と疑問に思う人もいるでしょう。長文問題などは単語力で乗り越えられると考えている人も多いはずです。
しかし、文章は「文法のルール」のもとで成り立っているため、文法の基礎を学ばずに長文問題を解くと、誤った解釈をしてしまいます。
例えば
「Don’t you like study? 」 (あなたは勉強が好きではないのですか?)
という質問に答えるとき、日本語であれば
「はい、好きではありません。」
「いいえ、好きです」
と答えるのが普通です。ところが英語だと
「Yes, I do. 」(はい、好きです。)
「No, I don’t. 」(いいえ、好きではありません。)
のように、日本とは逆の言い方になります。
文法を学んでいないと文章問題などで全く違う意味だと捉えてしまったり、上記の例のように真逆のように考えてしまうかもしれません。
英文法基礎固めはいつまでに終わらせるべきか
結論から言うと、英文法の基礎固めはできるだけ早く終わらせてほしいのですが、最低でも高3になるまでには終わらせておいてください。
『英文法基礎固めは重要?』で紹介した例のように、英文法の基礎固めを行わなければ文章を誤って解釈してしまう可能性があります。
そのため、早めに自分の苦手な分野を突き止めて、問題なく解けるようにする必要があります。
英文法に費やす時間が無い人も、最低限「受験勉強を始める前」までには英文法の基礎固めを終わらせておいてください。
受験勉強では過去問を解き、苦手分野を分析するために時間を使うため、「英文法」という基礎の部分でつまづいて勉強し直すのはもったいないです。
まずは本記事で紹介しているような参考書を購入し、英文法の知識に抜けが無いか確認してください。
まとめ
「英文法基礎固め」は文法問題だけでなく、長文問題を解く際にも必要です。
本記事で紹介した参考書はどれも基本的な部分から解説されている優れたものであり、インプット・アウトプットをしやすい形式になっています。
また、自分が受験する大学では英文法単独の問題が出るか、入試の難易度はどのくらいかによって購入する参考書やどのくらい文法の勉強に時間を割けるのかが決まります。
そのため、早い段階から自分が受験する大学の入試問題を確認しておくと良いでしょう。
「文法を理解する、問題を解く」という流れを念頭に置いて文法基礎固めに取り組んでください。
ここまで読んでいただきありがとうございました!