英文法は、英語学習における最も基礎的な土台の部分であり、大学受験の英語を得意科目にするためには非常に重要な分野になります。
文法をしっかりと固めておけば、単に文法問題が解けるようになるだけでなく、読解上でも文構造がすんなりと把握できるなど確実な英語力を獲得することができるようになるでしょう。
そのためには、まず基礎レベルの文法問題を確実に解けるようにしていく必要があります。
この記事では、基礎レベルの文法を身につけるために最も有用な問題集をご紹介します。英語を受験科目に使う方であれば、どなたにも役立つ情報をまとめましたので、ぜひご覧ください。
どの問題集を使うべきか
「Nextstage(通称ネクステ)」や「Vintage」は頻出パターン問題集の鉄板です。穴埋め式の4択問題をひたすらこなすことで大学入試で頻出の文法問題のパターンを習得できます。
ある程度パターンを知っておくことで、問題を解く効率が上がります。基礎力作りに必要不可欠ですので、志望大学に関わらず全受験生がやっておくべきです。
問題形式は基本的に空所補充ですが、整序、誤文訂正なども収録されています。
こうした”英頻”系問題集で学習する際には、何度も周回する事を見据え、必ず正解したのか間違えたのかをメモしておきましょう。
●実を結ぶ英文法(標準問題編)
「実を結ぶ英文法」は各文法事項が数ページにわたってコンパクトにわかりやすくまとめられており、その直後に練習問題がついています。
それぞれの章末問題には空所補充、長文空所補充、並べ替えなど基本的な文法問題はもちろん、和訳や英作文までついています。
解説も豊富で、それぞれの章で学んだ文法を実際に様々な形式の問題へどう応用していけばいいのかがわかります。
本書の効果を最大限に引き出すためには、各文法事項の解説を理解し切るまで読み込み、掲載されている問題にできる限り多く取り組むことです。
その際、特に間違えた問題に対してはしっかりと解説を読み込むことで、回答根拠を理解し次に繋げるようにしましょう。
東進が出版している「英文法レベル別問題集シリーズ」は6段階のレベルに分かれており、下は中学レベル、上は難関大レベルと、自分の学力に合わせてステップアップしていくことができるというメリットがあります。
基礎の基礎から復習したいという方はレベル1から、中学レベルはわからないが高校英文法は1からやりたいという人はレベル2から始めることが推奨されます。
一度このシリーズから始めれば、文法演習はレベル問わず一貫してこのシリーズで行うことができるという点もあるでしょう。
まとめ
基礎レベル事項を完璧に習得するには、「一冊を徹底的にやる」ことが非常に重要です。同じタイプの参考書を何冊も同時並行で進めてしまうと、それぞれの参考書の表面的な部分しか吸収することができず、基礎を盤石にすることができなくなってしまいます。
よりハイレベルな問題集や参考書にステップアップしたいという気持ちを持つのは仕方ないことですが、少なくとも基礎の部分に関しては優良な一冊を一貫して使い続けることがベストです。
ここまで読んでいただきありがとうございました!