この記事では高校生におすすめの英単語帳を紹介しています。
どの英単語帳を選べばいいか迷っていたり、自分に最適な英単語帳を知りたいと考えている高校生の人はぜひ参考にしてください。
高校生におすすめの英単語帳7選
以下で高校生のために厳選した英単語帳を7冊紹介します!
英単語ターゲットシリーズ
高校生におすすめの英単語帳1冊目は、『英単語ターゲットシリーズ』です。
下記の表のように、レベル別で分かれています。
志望校・レベル | |
「英単語ターゲット1200」 | 必須基礎単語・共通テスト |
「英単語ターゲット1400」 | GMARCH・中堅国公立 |
「英単語ターゲット1900」 | 早慶・旧帝大 |
『英単語ターゲットシリーズ』は、1つの単語に1つの意味を載せているという特徴があり、最低限の意味だけを覚えることができます。
また、この単語帳はイラストや図がほとんどなくシンプルな構成なので、余計な情報が少なく暗記に集中できます。
注意点は「英単語ターゲット1900」を1冊買えば全ての単語が網羅できるわけではない、ということです。
「英単語ターゲット1900」は高校基礎の単語を覚えている前提の英単語帳であるため、基本的な英単語を学びたい人は「英単語ターゲット1200」から学習してください。
単純な暗記が得意な人にはおすすめですが、イラストや図がほとんど無いため、イメージで覚えるのが好きな人にはおすすめできません。
イメージで覚えたいという人には『英単語の語源図鑑』や『イラスト記憶法で脳に刷り込む英単語1880』をおすすめします。
英単語の語源図鑑
高校生におすすめの英単語帳2冊目は、『英単語の語源図鑑』です。
『英単語の語源図鑑』の特徴は、英単語を「語源」から学ぶということができるという点です。
例えば”away”は「離れて」という意味ですが、単に「意味」で覚えるのではなく、「徐々に遠ざかる」というイメージで覚えます。
すると、例えば長文問題に出てきた”faraway”という単語をあなたが知らなかったとしても、イメージで大体の意味を推測することができます。ちなみに”faraway”は「遠く離れた」という意味です。
このように、無理に多くの単語を詰め込まなくても、大抵の単語は語源を知っていれば大体意味が分かります。
可愛らしいキャラクターを用いたイラストが多く使用されているため、イメージで覚えたいという人におすすめです。
ただし、単純な暗記を得意としている人にとってはイラストや図が多く、余計な情報が多くて使いにくいと感じてしまうかもしれません。
単純な暗記であれば一語一義で覚えることの出来る『英単語ターゲットシリーズ』や『でる順パス単』などの英単語帳をおすすめします。
速読英単語シリーズ
高校生におすすめの英単語帳3冊目は、『速読英単語シリーズ』です。
下記の表のように、レベル別に分かれています。
志望校・レベル | |
「速読英単語 入門編」 | 必須基礎単語・共通テスト |
「速読英単語 必修編」 | GMARCH・中堅国公立 |
「速読英単語 上級編」 | 早慶・旧帝大 |
『速読英単語シリーズ』の特徴は英文を読みながら英単語を学習することができる点です。
単純に英単語帳を眺めながら行う暗記よりも、英文を読みながら英単語を学ぶ方が忘れにくく、単語の使われ方も同時に知ることができます。
また、英文や単語の音声をWEBから無料ダウンロードすることができるため、英単語の学習だけに時間を割くのではなく、同時に長文問題やリスニングの学習をしたい人におすすめです。
ただし、長文問題に苦手意識を持っている人にはおすすめできません。英文を理解することに集中してしまい、ひとつひとつの英単語の意味を追う余裕がないためです。
イラスト記憶法で脳に刷り込む英単語1880
高校生におすすめの英単語帳4冊目は、『イラスト記憶法で脳に刷り込む英単語1880』です。
『イラスト記憶法で脳に刷り込む英単語1880』は英単語に関連した愉快なイラストや語呂合わせを用いたショートストーリーが掲載されているのが特徴です。
イラストを用いているため単純に暗記するよりも記憶に残りやすく、語呂合わせで覚えるのが好きな人におすすめです。
ただし、ひたすら英単語を覚えたいという人には、余計な情報が多く使いにくいと感じてしまうかもしれません。
また、レベルは英検2級~準1級のため、高校1年生レベルの基礎英単語が身についていなければおすすめできません。
単純な暗記をしたい人、基礎レベルの英単語を学習したい人には『英単語ターゲットシリーズ』や『でる順パス単』などの英単語帳をおすすめします。
でる順パス単
高校生におすすめの英単語帳5冊目は、『でる順パス単』です。
『でる順パス単』は英検に特化している英単語帳で、各級の最新5年間の出題データを分析した上で英単語を「出題が多い順」に掲載していることが特徴です。
滅多に出ないような英単語を無駄に覚えることが無く、本当に必要な英単語だけを学ぶことができるため、長文問題など他の分野に時間を使うことができます。
『英単語ターゲットシリーズ』と同じようにイラストや図がほとんどなくシンプルな構成であるため、単純な暗記を得意とする人におすすめです。
一方で、語源やイラストを用いた方が覚えやすく、ただの暗記が苦痛に感じる人にとっては使いにくい英単語帳です。
語源やイラストなど、イメージで覚えたい人には『英単語の語源図鑑』や『イラスト記憶法で脳に刷り込む英単語1880』をおすすめします。
鉄緑会東大英単語熟語 鉄壁
高校生におすすめの英単語帳6冊目は、『鉄緑会東大英単語熟語 鉄壁』です。
『鉄緑会東大英単語熟語 鉄壁』はイラストや語源、派生語などが豊富に掲載されているため、1単語の学習で多くの単語を学ぶことができ、イラストによるイメージ記憶で暗記がしやすいことが特徴です。
東大・京大といった難関大学を受験する人におすすめで、必須英単語からハイレベルな英単語まで3000単語以上が掲載されています。
その他の大学を受験する人にも必要な英単語はたくさん掲載されていますが、この英単語帳を1周するには非常に膨大な時間がかかる上に、共通テストや東大・京大以外の大学受験には必要ない英単語も多く載っているため、無駄に覚える英単語が多くなってしまいます。
そのため、東大・京大以外を受験する人は他の英単語帳を使うことをおすすめします。
イラストや語源が載っているという点で『鉄緑会東大英単語熟語 鉄壁』に似ているのは『英単語の語源図鑑』です。
キクタンシリーズ
高校生におすすめの英単語帳7冊目は、『キクタンシリーズ』です。
『キクタンシリーズ』は以下の表のように4つのレベルに分かれています。
志望校・レベル | |
「キクタン Entry」 | 必修基礎英単語 英検4級~3級 |
「キクタン Basic」 | 共通テスト・日東駒専 英検3級~2級 |
「キクタン Advanced」 | GMARCH・中堅国公立 英検準2級~準1級 |
「キクタン Super」 | 早慶・旧帝大 英検準1級~1級 |
音声を聴きながら単語を学習することができるため、しっかりと音で定着して長期記憶に繋がることが特徴です。また、発音も覚えることができるため、英検のリスニングや二次試験対策に役立ちます。
『キクタンシリーズ』は聞くだけで英語を覚えることができるため、通学時間や休み時間など、隙間時間を有効活用して単語を覚えたい人におすすめです。
一方で、英単語は書いて覚える・見て覚えるという人にはおすすめしません。
『キクタンシリーズ』の最大の魅力は「聞くだけで覚えられる」という部分にあるため、書きながら覚えたい人には『英単語ターゲットシリーズ』や『でる順パス単』などの英単語帳をおすすめします。
また、大学受験におすすめの英単語帳を知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
いかかでしたでしょうか。以上、高校生におすすめの英単語帳7選を紹介しましたが、英単語帳は数えきれないほど出版されており、この記事や他のサイトで紹介されているものは極一部でしかありません。
そんな膨大な英単語帳の中からインターネットの情報のみで自分に合ったものを探し出すのは非常に難しいです。どれだけ口コミ評価が高くても、自分に合っていない英単語帳を使用していたら成績は伸びません。
「受験勉強のエッセンス」が「メアライズアカデミー」と共同で行っている東大生への学習相談会では、中高生向けに勉強法・学習計画の提案を行っています。
間違ったタイミングで間違った勉強をしてしまい、勉強の効率を悪くしてしまうといった事態を避けたい人はぜひご相談ください。
高校生におすすめの英単語帳の選び方
学習相談会やLINEの登録が難しい人は以下の英単語帳の選び方を参考にしてみてください。
1.英単語を学ぶ目的に合わせる
定期試験対策、大学受験対策、英検など人によって目的は様々であり、目的によって選ぶべき単語帳は違います。
定期試験対策なら、学校で配られた英単語帳や教科書の新出単語が出題範囲になることが多いため、新たに英単語帳を購入して1から学習するよりも、配られた英単語帳や教科書に出てきた単語を復習しましょう。
大学受験対策なら、志望校のレベルによって選ぶべき英単語帳は変わります。『英単語ターゲットシリーズ』や『速読英単語シリーズ』や『キクタンシリーズ』の志望校・レベル比較の表を見て自分に合った英単語帳を探してください。
英検対策なら、英単語帳の公式サイトなどの説明で「英検〇級レベル」と英検に言及している英単語帳を選んでください。例えば、『でる順パス単シリーズ』や『キクタンシリーズ』です。
2.自分のレベルに合ったものを選ぶ
例えば目的を「早慶レベルの大学受験対策」に定めたとしても、今すぐ購入する英単語帳はあなたの現段階のレベルに合ったものでなくてはいけません。
いきなりレベルの高い英単語帳を購入すると、そもそも例文に意味が分からない英単語があったりなどして学習についていけなくなります。
自分が現時点でどれほど単語を知っているか、本屋やネット上の試し読みで英単語帳の最初の数ページを読んでみて、「自分はこのレベルだ」と思える英単語帳を購入してください。
英単語帳の効果的な使い方
以下で暗記をより効果的に行う英単語帳の使い方を紹介します。
1.具体的に学習の目標を決める
最初に購入した英単語帳をいつまでに終わらせたいのか、目標を決めましょう。
例えば1900単語載っている英単語帳を1ヶ月で終わらせたいのであれば、1日100単語学習を進めて19日で英単語帳1周目を終わらせ、残りの12日間は1周目で覚えることができなかった英単語を徹底的に暗記します。
英検や試験まで2ヶ月以上あるならば、もっと余裕をもって学習を進めることも可能です。
まずは覚えたい単語数と覚えなければならない期間を照らし合わせて具体的な目標を決めてください。
2.覚えている英単語・覚えていない英単語に分ける
1周目は覚えている単語・覚えていない単語に分ける作業が主な学習です。
パッと見て意味が分かる単語はこれ以上学習する必要が無いので飛ばし、知らない単語だけに目印を付けます。
英単語帳には何かと付箋を使いがちですが、最初は付箋を貼ると膨大な量になってしまう可能性があるため、英単語帳に直接印をつける方が良いでしょう。
2周目や3周目になって覚えられない英単語が厳選されたら付箋を貼っても問題ないです。
1900単語掲載されている英単語帳でも、その中にはあなたの知っている英単語もあるはずです。
この分ける作業を行い「自分が暗記しなければいけない量」を先に知ることで効率的に勉強できます。
3.覚えていない英単語を繰り返し暗記する
1周目で覚えていない英単語だけに絞ったので、2周目からは暗記していきます。
暗記の方法として1番おすすめなのは、赤シートを用いる方法です。
英単語は最終的には長文を読む際に必要になるものです。そのため、普段から長文を読むようなスピードで英単語の学習をするのが効果的です。
赤シートで意味の部分を隠しながら覚えるシンプルな暗記方法ですが、コツは1単語を長時間見つめるのではなく、5秒以内で次の単語へ移ることです。
以上の暗記方法を繰り返し、そのページの英単語の意味が全て答えられるようになった段階で次のページに進みます。
英単語帳には基本付属の赤シートがあるため、上手く活用しましょう。
また、人によって「この英単語がどうしても覚えにくい」という英単語に出会うことがあります。
その時には、単語カードを活用しましょう。もしくはスマートフォンのメモアプリなどに書き出しておきましょう。通学時間や休み時間など、隙間時間に一瞬見るというのを繰り返すだけで自然と暗記できます。
英単語の覚え方を詳しく知りたい人は以下の記事を参考にしてください。
「受験勉強のエッセンス」が「メアライズアカデミー」と共同で行っている東大生への学習相談会では、中高生向けに勉強法・学習計画の提案を行っています。
間違ったタイミングで間違った勉強をしてしまい、勉強の効率を悪くしてしまうといった事態を避けたい人はぜひご相談ください。
最後まで読んでいただきありがとうございました!