早慶に合格するための英文法勉強法を紹介します

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ゆうすけ

自分の受験経験を踏まえ、メアライズアカデミー監修のもと大学受験対策の情報を発信しています。
高1春偏差値40→高2秋偏差値80→早稲田大学政治経済学部経済学科入学→大2の4月「受験勉強のエッセンス」立ち上げ→月間5万PV

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今回は早慶・上智などのトップレベルの私大向けの英文法勉強法をご紹介します!

全ての私大に通じる非常に重要な基礎レベルの学習方法については以下の記事で解説していますが、もっとも難しい私大群の文法系問題を解けるようにするためには、これをベースとしてさらに高度な勉強法を実践する必要があります。

とはいえ、早慶・上智レベルであっても基礎レベルの勉強が必要とされていることに変わりはないので、まずはそちらの勉強をどのようにするべきかを見てから本記事をご覧ください!

トップレベル私大の文法問題とは?

基礎レベルの私大英文法問題については上記の記事で説明している通り、マーク式が多く、さらに

  • 単語・語句穴埋め問題
  • 語句整序問題
  • 文法正誤問題 

といった種類の問題が典型的です。

では、早稲田・慶應レベルでは文法問題はどのように出題されるのでしょうか。以下に基本的な特徴をまとめます。

  1. 文法問題単独の出題が少なくなる
  2. より高度な文法事項を問われる
  3. 和訳・英訳といった記述問題で文法力を問う

私大最難関クラスではこういった出題が文法問題のかなりの割合を占めます。

ぞれぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。

まず1つ目、「文法問題単独の出題が少なくなる」という特徴についてです。

早慶よりも難易度が低い私大であれば、独立した大問の中で穴埋めなどの小問を多く出すなどして、文法問題が単独で出題されるケースは多く目立ちます。

しかし、早慶レベルではただシンプルに文法問題を配置するのではなく、長文を読ませたり英作文をさせるなど、ハイレベルな問題の一環で文法的知識を問うというスタイルをとっている場合が多いです。

2つ目の「より高度な文法事項を問われる」というのは、他教科と同様に大学のレベルが上がればそれに比例して問題の難度が上がる性質に合っています。ただ、早稲田や慶應となると学部によってはかなり高度な文法知識を問われる場合もあります。

そして最後に「和訳・英訳といった記述問題で文法力を問う」のポイントです。

早慶レベルではその他の私大と比べても英作文・和訳の問題を見かける頻度が高いです(出題されない学部もあります)。

記述問題にはただ和訳したりするだけでなく、自分の意見やアイディアを書かせるもの空欄に入るべき文章を推察して記述させる問題など多岐にわたります。

これらの問題を解けるようにするためのエッセンスとして、やはり文法力があります。書く内容がなんであろうと、その文章は意味がはっきりと通っている、つまり文法的に正しくある必要があるのです。

さらに厄介なのが、早慶は東大・京大・一橋・東工大などの難関国立大学の受験生が併願校として受ける場合が多いという事実です。国公立では記述問題がほぼ必ず出題されるため、彼らはそうした問題に慣れているのです。

記述問題は特に差がつきやすい問題ですので、トップレベルの私大に受かるにはしっかりと解けるようにしておきたい問題の種類です。

具体的な対策

以上の問題傾向を踏まえ、次はどのような対策が有効であるかを見ていきましょう。

まず、ハイレベルな参考書を使うという手が最も無難かつ効果的な方法でしょう。塾・予備校でレベルの高い英文法などの授業が取れればそちらでも問題ありません。

特に正誤問題は早慶レベルでもしばしば出題される上、文法の理解を深めるという観点からも非常に効果的なので、特に対策をおすすめします。

参考書を選ぶ上では当ブログの下記の記事も参考にしてみてください。

次に記述力の養成という観点での対策ですが、これには誰か他の人に添削してもらうことが非常に重要です。

記述問題は決まった正解がない場合が多く、自分で答え合わせができないという難点があります。そこで、学校や塾の先生、可能であればネイティブの人など、信頼できる相手(←これ大事)に文法的誤りのない文章が書けているかどうかをみてもらうと、自分の間違いに素早く気付き修正できるようになります。

周りにそのような人がいない場合は、自分で答案をじっくりと読み直し、自信がないところは参考書等で復習して確かめるという方法があります。

しかし、それでも自分の間違いを自分で発見するというのはかなり難しいものですから、ネット上のサービスを利用してもいいので自分の文章を誰かに見てもらう機会は設けておくべきでしょう。

最後に重要なのが過去問演習です。

早慶の問題はハイレベルですが、それゆえ形式が独特になっています。普段の学習で普遍的な学力を身につけることはできますが、それぞれの形式に対応し最終的に得点できるようにするためには、過去問演習が必要不可欠です。

基本的に過去問演習は夏休み終盤以降に開始する人が多いでしょう。実際に実力試しのような側面もありますので、過去問演習は受験期終盤に集中して行うべきではあります。

ですが、実力試しや得点力を上げる目的とは別に、過去問にもっと早い段階(高3の夏休みよりも前)で触れておくべき理由があります。

それは、どのような問題形式で出題されているかを把握しておくことです。

先生などと相談しながらでもいいので、一度志望校の問題を見て、どのような文法知識が問われやすいのかを確認しておくと今後の学習でもそれに合わせて勉強できるため、非常に効果的です。

まとめ

今回は、基礎レベルを超えてトップクラス私大の文法にはどう対応していけばいいのかというテーマでした。

トップレベルの問題には当然トップレベルの勉強が要求されるため、高度な参考書や学習法を取り入れる必要があるのは間違いありません。

ただし、絶対に忘れてはいけないことが一つ存在し、それは「基礎をおろそかにしてはトップレベルの問題は解けない」ということです。

「急がば回れ」ともいうように、難しい問題に直面し長い間つまずいてしまう時があったら、一度基礎に立ち返り抜けがないか確認することもまた、トップレベルの問題を解けるようにするためのとても大事なやり方です。

ここまで読んでいただきありがとうございました!

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