この記事では、一冊目の英単語帳にふさわしい基礎レベルの英単語を身につけるのにおすすめな単語帳をご紹介していきます。
高1・高2生で基礎から英単語を学んでいきたいという方はぜひご覧ください。
高1・高2におすすめの基礎レベル単語帳は?
基礎レベルの単語帳にはさまざまな種類のものがあり、どれも長年支持を受けているものばかりです。自分と最も相性が合う単語帳を見つけるには、それぞれの特徴を理解し、実際に書店で読み比べてみることが大切です。
- システム英単語、ターゲット
- Duo3.0
- 速読英単語必修編
おすすめ単語帳①:システム英単語・ターゲット
「システム英単語」と「ターゲット」はどちらも基礎レベルの単語帳で、収録語数も大差ないので同程度の完成度が期待できます。
レベルとしては「シス単basic」=「ターゲット1400」<<<「シス単」=「ターゲット1900」となっており、「シス単」「ターゲット1900」の方が少しレベルが高く、標準レベルのものまで収録しています。
難関大志望者など高い単語力を要求される大学を受ける方であれば「シス単」「ターゲット1900」を使うことを推奨します。以下両者の違いです。
・レイアウトの違い
どちらも単語1つにつき1つの例文が載っています。システム英単語のほうが例文は短めでコンパクトにまとまっており、ターゲットはより例文が長めのものが採用されています。
・解説量の違い
システム英単語は詳細で実用的な追加解説が豊富に掲載されています。ターゲットは追加解説の少ないです。
・多義語の扱い
例えば「present」のように、文脈や使い方によってさまざまな意味を持つ多義語は受験生にとって悩みのタネであると思います。
システム英単語は多義語を重視するスタイルを取っており、最後の章は多義語のみを取り扱っています。一方でターゲットは一語一義です。
システム英単語について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
おすすめ単語帳②:Duo3.0
「DUO3.0」の特徴は情報量が非常に多いことであり、得られる知識量では他よりも優位にあります。
細かな語のニュアンスや、プロのネイティブスピーカーによる校閲が入った例文、豊富なイディオムなど、生きている英語を覚えていくための工夫が多くなされています。
システム英単語やターゲット1,900と同じく基礎レベルの単語帳ではありますが標準レベルまでカバーすることができます。
おすすめ単語帳③:速読英単語必修編
こちらの単語帳の一番の特徴は「文章の中で単語を覚えることができる」という点です。
一般的な単語帳と同じように単語とその意味がリストにされているページはあるものの、それぞれのリストについてそこで扱われている単語が一つの長文の中に登場するため、実際の英文中ではどのように使用されるかを体感しながら学習を進めることができます。
ただし、長文読解を全くやったことがない、あるいは極端に苦手意識があるという状況だとこうしたタイプの単語帳はあまり適切ではないかもしれません。
また、英単語が似たジャンルごとに載せられており、覚える際に頭でイメージしやすくなり、覚えやすくなっています。
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間違ったタイミングで間違った勉強をしてしまい、勉強の効率を悪くしてしまうといった事態を避けたい人はぜひご相談ください。
シス単とターゲットならどっちがいいの?
システム英単語帳とターゲットは一冊目の単語帳としてどちらを選ぶべきか悩む人は多いです。
以下でシス単向きの人とターゲット向きの人を紹介します。
シス単がいい・向いてる人
一言で言うとターゲットよりもシス単を使うほうがいい人は難関大志望者です。
前述しましたがシステム英単語は多義語が充実しており、単語数も少しシステム英単語のほうが多いです。
受験する大学のレベルが上がるにつれて求められる単語の知識量が増えていきますので多義語が充実していて単語量も多いシス単は難関大志望者におすすめです。
ターゲットがいい・向いてる人
逆にシス単よりもターゲットを使うほうがいい人は難関大志望者以外です。
ターゲットはシス単と比べて単語の充実度で劣りますが一語一義の形式なのでとても覚えやすいです。
単純に効率よく基礎レベルの単語帳を学びたいというだけであればターゲットがおすすめです。
基礎レベル以外の単語帳は?
基礎レベルの単語帳だけでなく標準、発展レベルの単語帳を使ってみたい方も多いでしょう。
以下の記事ではレベル別におすすめの英単語帳を紹介しています。英単語帳選びで失敗したくない方はぜひ。
英単語を効率よく覚えるには?
ここまで読んで頂いた方の多くは英単語の暗記に力を入れたい方が多いでしょう。
以下の記事では英単語を効率よく覚えるための方法を紹介しています。勉強の無駄をなくしたい方はぜひ。
まとめ
基礎レベルの単語力を身につけることができたら、その次は自分の志望校のレベルに合わせて学習内容を考えていきましょう。
例として、標準レベルの大学を志望する方であれば長文演習量を増やしたり熟語にシフトしていくなどの方針がありうるでしょう。難関大志望者であればよりハイレベルな単語帳を使用する必要があります。
いずれにせよ、基礎レベルであれど1冊の単語帳に載っている英単語を網羅的に覚えていることは、他の受験生に差をつけることのできる強力な武器になります。
ここまで読んでいただきありがとうございました!