この記事では数学を武器に大学受験を戦ってきた「受験勉強のエッセンス」運営者の私が自分の経験から数学が得意な文系にはどんなメリットがあるのかを紹介します。
文系なのに数学が得意な人や数学が得意だけど文系に行こうか迷っている方はぜひご覧ください。
数学が得意な文系のメリット
数学が得意な文系にはメリットばかり存在します。以下がメリットです。
- 国立大学受験で有利
- 私立大学受験でも有利
- 大学入学後有利
メリット①国立大学受験で有利
文系生徒が国立大学を受験する際に最も重要となる教科は国語・英語・数学です。
なぜなら共通テストで国語・英語・数学の配点が最も高く、国立2次では大半の大学・学部で国語・英語・数学のいずれか(または全て)しか課されないからです。
国立2次で社会が課されるのは基本的に東大・京大・一橋大のみで、しかもその多くの学部で数学の配点>社会の配点となっています。
しかし多くの文系生徒は数学を苦手としています。数学が得意であれば数学を苦手としている多くの他の文系生徒に差をつけられます。
メリット②私立大学受験時でも有利
私立大学受験時多くの学部では国語・英語が必須科目、数学・社会(日本史or世界史)がどちらか片方を受験する選択科目です。
そして社会受験と数学受験で多くの場合定員の数が異なっています。
多くの場合数学受験のほうが社会受験よりも定員が多く、倍率が低いです。
数学が得意な受験生が私立大学受験時に数学受験を選べば有利になります。
メリット③大学入学後有利
経済学部や商学部などでは数学を使用する科目が必修科目となっていることが非常に多いです。
したがって数学が得意な状態で入学すれば他の学生よりも楽に単位がとれます。
私自身は政治経済学部に属しているので経済学を学ぶ際に数学が得意であることが役立ちました。
この記事を読んでいる人の多くは文系に行くべきか理系に行くべきか悩んでいるのではないでしょうか。
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数学が得意な文系におすすめの学部
数学が得意な文系のメリットとして大学入学後有利であることを説明しましたが以下では数学が得意であることが大学入学後有利になる学部を紹介します。
①:経済学部・政治経済学部
経済学部も政治経済学部も大学入学後必ず数学を使います。特に微分・積分は多用します。
必修科目の中に「経済数学」という科目があったり、テスト問題がほぼ数学の問題だったりするので数学ができないとかなり苦しみます。
逆に数学が得意であれば大抵の経済学部の数学は受験数学ほどは難しくないので気楽に大学生活を楽しめます。
②:商学部
商学部は経済学部に近い部分があり、数学の授業や経済学の授業が必修科目になっている場合が多いです。
数学を使う授業は免れないので商学部でも経済学部と同様、数学ができないとかなり苦しむことになります。
また、多くの学生が数学を使わなくてもすむゼミを選びがちですが数学が得意だと選択肢が広がります。
数学が得意で国語が苦手な人が文系に行くのは?
ここまで数学が得意な人が文系に行くことはメリットだらけだとお伝えしてきましたが「数学が得意で国語が苦手な人」が文系に行くことはどうなのでしょうか?
結論で言うと英語が得意かどうか、国立と私立どちらに行くのかで決まります。
英語が得意で国立志望なのであれば文系国立の主要三科目(国、数、英)中二科目(数、英)が得意ということになるので文系に行くことをおすすめできます。
しかし英語が苦手だったり私立大学を志望するのであれば受験する科目の中で苦手な科目が多い状態になるので文系に行くのはおすすめできません。
まとめ
文系において数学がとくいであることは入試前後通じてメリットがあります。
国語・社会などの文系教科が不得意でなく数学を得意としている方は文系として受験することも視野に入れてみてはいかがでしょうか。
ここまで読んで頂きありがとうございました、ぜひ関連記事もご覧ください。