この記事ではベネッセが行っている進研模試物理で高偏差値を狙う対策方法を紹介していきます。
進研模試の物理を受験する予定の人はぜひ参考にしてください。
進研模試物理の概要
まずは進研模試物理の概要について解説していきます。
制限時間
まず、進研模試物理の制限時間は60分です。これは高2から高3まで変わりません。
他の模試同様、時間制限がかなり厳しくなっているため1問ずつ迷ってる時間はありません。
出題範囲
進研模試物理の出題範囲は以下のようになります。
学年・時期 | 出題範囲 |
高2の11月 | 力学・仕事とエネルギー・電気 |
高2の1月 | 運動と力・仕事とエネルギー・熱・平面運動・波・平面運動 |
高3 | 全範囲 |
高2までは一部出題されない範囲もありますが、高3からは全範囲から出題されます。
高3までには全範囲勉強しておく必要があるということですね。
平均点
進研模試物理の平均点は大体35点ほどです。最大で45点ほどになる場合もあります。
また、各点数ごとの偏差値は大体以下のようになります。
- 35点/100点満点→偏差値50
- 50点/100点満点→偏差値60
- 65点/100点満点→偏差値70
偏差値50であれば1/3、偏差値70であれば2/3の点数をとればいいということになります。
難易度
進研模試の難易度は比較的簡単です。ほとんどが基礎問題で構成されており、難問はほぼありません。
他の科目と同様、教科書の太字部分さえ暗記していれば偏差値50を下回ることはありません。
他の全国模試と難易度を比較すると、駿台模試>東進模試>全統模試>進研模試という順番になり、最も難易度が低いです。
進研模試物理の対策方法
では以下で具体的な進研模試物理の対策方法を紹介していきます。
基礎を徹底的に
進研模試物理で高偏差値を狙う為には、基礎を徹底的に勉強してください。
進研模試物理ではほとんどの問題が基礎レベルの問題で構成されており、発展的な思考力はあまり要求されません。
物理は数学と同じように典型的な問題のパターンがたくさんあり、それらのパターンに対応できるようになっておけば高偏差値は確実に狙えます。
具体的には、基礎レベルの問題集を使用してその問題集にある問題を全て解けるようになってください。
そうすれば進研模試で偏差値70を狙うことも難しくはありません。
状況を書き出す練習
進研模試物理で高偏差値を狙う為には、問題集を進めながら状況を書き出す練習もしてください。
問題文をもとに自分で図を作ったり、図に数字を書き込むことで問題文の情報を整理することができます。
せっかく問題のパターンや公式を暗記したとしても、情報が整理されてないと知識を応用することができません。
日ごろの問題演習の時から状況を書き出す練習をして、進研模試本番で実力を出しきれるようにしておきましょう。
時間がないなら力学
進研模試物理で高偏差値を狙いたいのに時間がない場合は、力学を優先的に勉強してください。
進研模試物理では力学の問題が出題されやすいため、力学だけでも完璧にしておけばひどい点数をとらずに済むかもしれません。
ただしこれはあくまで傾向なので本当に時間がない時の最終手段と思って下さい。
一番いいのは全範囲満遍なく勉強することです。
「受験勉強のエッセンス」が行っている東大生への無料学習相談では、中高生向けに勉強法・学習計画の提案を行っています。
間違ったタイミングで間違った勉強をしてしまい、勉強の効率を悪くしてしまうといった事態を避けたい人はぜひご相談ください。
進研模試物理の対策におすすめの参考書
進研模試物理の対策におすすめの参考書は以下の3つです。
宇宙一わかりやすい高校物理
「宇宙一わかりやすい高校物理」は物理の各単元の内容を非常に分かりやすくかみ砕いて説明している参考書です。
そのため、物理が苦手な人や今から勉強し始める人でも取り組みやすい内容となっています。
その一方で問題数がかなり少ないため、この参考書で物理の知識をある程度身に着けてから別の参考書で問題演習を行う方法がおすすめです。
この参考書を完璧にやりこめば偏差値50は確実に到達できます。
物理のエッセンス
「物理のエッセンス」は物理の基礎レベルの問題が網羅的に載せられている参考書です。
この参考書を勉強し終えれば基礎レベルの問題ほぼ全てに対応できる実力が身に付くため、進研模試物理で偏差値60ほどを狙うこともできます。
また、他の参考書と比べて問題量が少ないため短期間で終わらせやすいです。
その一方で解説もコンパクトなので人によっては理解しにくい可能性があります。
その場合は「浜島清利物理講義の実況中継」などの解説が詳しい参考書を併用して学習を進めていくのがおすすめです。
良問の風
「良問の風」はMARCH・地方国公立大レベルの物理の問題が載せられている参考書です。
実際の入試問題が使用されているため、入試での頻出問題や典型問題に対応できる実力が身に付きます。
進研模試物理も実際の入試問題での頻出問題を中心に問題を作っているので、この参考書をやりこめば進研模試物理でも高得点を狙えます。偏差値で言うと70ほどを狙えるはずです。
物理のエッセンスなどの参考書で基礎問題を勉強し終えた後に取り組むのがおすすめです。
進研模試物理の過去問入手方法
進研模試物理の過去問はネット上には後悔されていませんが、以下の方法であれば入手可能です。
まず第一に考えられるのは学校の先生や先輩から貰う方法ですね。
通っている学校では何年にもわたって進研模試を実施し続けているでしょうから、過去問を持っているかもしれません。
次に考えられるのはメルカリで購入する方法です。大抵売ってあるので見つかるはずです。
最後の手段はSNSでお願いする方法です。Twitter(現X)やInstagramを利用して持ってそうな人にアプローチするわけです。
進研模試物理で高偏差値をとるなら東大生への無料学習相談
進研模試物理で高偏差値を目指すためには、現状の学力と目標の偏差値に合わせて参考書を選び、勉強を進める必要があります。
なぜなら現状や目標に合ってない参考書を使用して勉強を進めると非効率な勉強になってしまい目標に到達しにくくなってしまうからです。
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