今回は進研模試を受ける意味があるのかどうかについて解説していきます。
学年120番から1年半で学年1位になった経験を基に解説します。これから進研模試を受験する予定の人はぜひ最後までご覧ください。
結論:進研模試は意味がある
進研模試には次の5つのメリットがあり、どんな受験生でも意味があります。
- 基礎内容の確認
- 問題の質が高い
- 判定の信憑性
- 受験者層が幅広い
- 身近な人と競える
基礎内容の確認
進研模試で出題される内容は基礎~標準の内容ばかりです。
基礎問題が解けることが発展問題も解けることに繋がるので基礎問題が解けるかは誰にでも重要事項です。
問題の質が高い
進研模試は他の模試と比べて非常に問題の質が高く、無駄が少ないです。
大学入試で出題されそうな問題ばかりで模試受験後に復習するだけで実力が一気に上がります。
判定の信憑性
進研模試は受験者数が最も多い模試です。
そのため受験生のデータも最も多いので志望校判定が正確になります。
進研模試の判定の信憑性については以下の記事をご覧ください。
受験者層が幅広い
進研模試は学校単位で受験するので上位層から下位層まで幅広い学生が受験します。
様々なレベルの人と成績を比べられるのでどの大学の合格可能性判定も正確性が高いです。
身近な人と競える
進研模試は学年全体が受けるので仲のいい友達や頭のいい友達と成績を比べることができます。
成績を比べて自分が劣っていたら「もっと頑張ろう」自分が勝っていたら「次も負けないようにしないと」と考えます。
モチベーション維持に進研模試は適任です。
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進研模試があまり意味ない人
進研模試は受験する意味がありますが、あまり意味ない人も中にはいます。
難関大学志望者
進研模試は進学校の生徒や浪人生などの上位層があまり受験していません。
そのため旧帝大や早慶を目指す学生は自分と同レベルの学生と自分の実力を比べにくくなってしまっています。
ただし基礎レベルの知識に不安がある人は進研模試で弱点を知り、修正しておくのはありです。
指定校推薦を狙ってる人
指定校推薦をもらうには学校の成績だけが重用なので模試でいくら結果が出ても意味がありません。
ただ、成績に関わる定期考査の点数を上げるためには基礎学力が必須です。
進研模試で基礎学力の確認・修正を行うのはありです。
どの模試がおすすめ?
以下では進研模試以外の模試について解説します。ただし今回は判定の正確性が劣る東進模試を除いています。
難関国立大志望者向けの模試
難関国立大志望者とは旧帝国大や一橋大、東工大、東京医科歯科大(、神戸大)が志望校の人のことを指します。おススメ模試は以下の模試です。
- 駿台模試(特におすすめ!)
- 大学別模試(特におすすめ!)
- 全統記述模試
駿台模試は難関大志望者向けに作られており、受験者層も問題レベルも難関大レベルなので難関大志望者におすすめです。以下詳しい説明記事です。
難関大のみ存在する大学別模試は各大学ごとの志望者が集まり、各大学の入試問題と非常に近い問題が出されるので最もおすすめです。
全統記述模試は全レベルの受験生に適した模試なので多くの難関大志望者も受験しますし問題の難易度も比較的高いです。東大や京大に合格確実というレベルでなければ受験をおすすめします。
準難関国公立大志望者向けの模試
千葉大や筑波大、広島大などの準難関大志望者におすすめの模試は以下の模試です。
- 駿台模試
- 全統記述模試(特におすすめ!)
- 進研模試
駿台模試は難関大志望者向けの模試ですが準難関大志望者は難関大志望に切り替わる可能性もあるので力試しとして受けるのはありです。
全統記述模試は難関国公立大志望者にとって受験者層・問題難易度の観点から最もおすすめの模試です。ぜひ受験しましょう。
進研模試は基礎力の確認・全統記述模試より広い受験者層と競える点で受験しても損はありません。
その他の国公立大志望者向けの模試
準難関大未満の国公立大志望者におすすめの模試は以下の模試です。
- 全統記述模試
- 進研模試
全統記述模試も進研模試も受験者層・問題のレベルに差はありますが、どちらも全レベルの受験生に向けて作られている模試です。
双方問題の質は高く、判定の正確性も高いので両方受けることをおすすめします。
私立大学志望者向けの模試
正直私立大学を第一志望としている人は基本的に記述模試を受験する必要はないというのが僕の見解です。
記述模試の問題は私立大学の入試問題とかけ離れており、受験者層も国立志望が多めなので模試の結果は参考程度にしかなりません。
私立大学志望で一番重要なのは過去問で高得点を取ることです。模試で高得点をとっても過去問で高得点が取れないと意味がありません。
ただし一切模試を受けていないと自分と他者との差が全く分からなくなるので以下にレベル別のおすすめ模試を載せておきます。
- 早慶志望→駿台模試
- 上智大・理科大・ICU・MARCH・関関同立志望→全統記述模試
- 上記未満の私大志望→進研模試
ただし模試は無理に受ける必要はありません。
学校で強制されている場合や余裕がある時に申し込む程度で十分です。
まとめ
進研模試はどの受験生にとっても有益です。
しかし難関大を志望している人や一般受験をしない人にとってはあまり意味がないのも事実です。
この記事を参考に自分の志望校のレベルと照らし合わせて受ける模試を選択して頂けたら幸いです。
ここまで読んで頂きありがとうございました!