今回は駿台模試を受けるべきかどうかについて解説していきます。駿台模試は駿台予備校に通ってない限りは自分で申し込むので受けるか迷いますよね。
駿台模試を受けようか迷っている方はぜひ最後までご覧ください。
結論:駿台模試を受けるべきかは人による
タイトルにもある通り駿台模試を受けるべきかは人によって異なります。以下で説明します。
①:私立大学志望者
私立大学が第一志望の人は駿台模試を受験するべきではありません。
駿台模試を受験する多くの人は国立大志望です。私立大志望なのに国立志望者と競っても意味がないですよね。
さらに駿台模試の問題は国立型問題と私立型問題の両方が含まれているので私立大志望の人にとっては無駄な問題が多いです。(私立併願の国立志望者にはありがたいですが。)
②:難関国立大志望者
旧帝国大学や一橋大、東京工業大、東京医科歯科大(、神戸大)を受験する人は駿台模試を受けるべきです。
そもそも駿台模試は難関国立大志望者向けに作られており、受験者層も問題難易度も難関大レベルとなっています。詳しい情報は以下の記事まで。
自分と同じ大学や近いレベルの大学を目指す人たちと競うことができるので難関大志望者にとっては判定の信憑性が上がります。
さらに問題も高難易度であり本番の試験に近いレベルの問題を解くことができるので他の模試よりも正確に自分の実力を測れます。
③準難関国公立大志望者
千葉大や筑波大などの準難関国立大志望者は高3の前期までであれば受験しても損はないです。
旧帝大に次ぐ難易度の準難関大志望者は難関大を目指し始める可能性があります。
難関大受験の可能性を考えて駿台模試を受験する意味はあります。ただ、あまり利益はありません。
(高3の後期の時点での準難関大志望者が急に難関大志望に変わることは滅多にないので「高3の前期まで」と限定しています。)
④その他の国公立大学志望者
準難関大未満の国立大志望者は駿台模試を受験する必要はありません。
難関大レベルの受験生と争う意味はありませんし難関大レベルの問題を解く必要もありません。
進研模試や全統記述模試をおすすめします。
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どの模試を受けるべき?
駿台模試は難関国立大志望者向けということが分かりましたが、以下ではその他の模試について紹介します。
進研模試
進研模試を受験するべき人は以下の通りです。
- 準難関国公立大志望者
- その他の国公立大志望者(特におすすめ!)
- 私立大学志望者
進研模試は全レベルの受験生を対象にしているものの、実際のレベルは模試の中でかなり低めです。
難関国立大志望者は受験者層・問題難易度の観点から受ける価値が低いです。
上位層があまり受験しないため、最もおすすめなのが「難関・準難関大学以外の国公立志望者」です。
詳しくは以下の記事をご覧ください。
全統記述模試
全統記述模試を受験するべき人は以下の通りです。
- 難関国立大志望者
- 準難関国公立大志望者(特におすすめ!)
- その他の国公立大志望者(特におすすめ!)
- 私立大学志望者
全統記述模試は全レベルの受験生にとって受ける価値の高い模試です。国立大志望者はぜひ受験しましょう。
判定の正確性・問題難易度・受験者層どれをとっても最高の模試です。
東進模試
東進模試を受験するべき人は以下の通りです。
- 難関国立大志望者
- 準難関国立大志望者
正直当サイトとしては東進模試はあまりおすすめしていません。
受験者がほとん東進ハイスクール生のため、受験者層に偏りがある上に受験者数が少ないからです。
問題の精度は高いのですが志望校判定の正確性に欠けます。一応対象レベルは難関・準難関国立大志望者向けです。
補足:私立大学志望者について
ここまで私立大学志望者には模試受験を強く推奨してきませんでした。
私立大学志望者は記述模試を受ける意味があまりなく、過去問の点数が最も重要なのです。
記述模試は国立寄りに作られているので私立大志望者には解く必要のない問題が多いのです。
ある程度の実力確認のために模試を受験しておきたい方は以下を参考にしてください。
- 早慶志望→駿台模試
- 上智大・理科大・ICU・MARCH・関関同立志望→全統記述模試
- 上記未満の私大志望→進研模試
まとめ
繰り返しになりますが駿台模試は難関大志望者向けの模試で、超進学校の生徒や優秀な浪人生たちが受験します。
難関国立大学やそれに近い大学を目指している方、または難関大を受験する可能性のある方はぜひ受験しましょう。
その他の受験生にとっては難易度が高すぎる模試なので受験は控えましょう。
ここまで読んで頂きありがとうございました!