早稲田大学法学部は早稲田大学の前身である東京専門学校設立当初から存在しており、長年政治経済学部と共に早稲田大学の看板学部を担ってきました。
入試難易度、卒業生の進路、学生の質などどれをとっても一流です。
そんな早稲田大学法学部は実際のところどれだけすごいのかについて早稲田生としての実体験に基づいて解説していきます。
これから早稲田大学法学部を受験する可能性のある方はぜひ最後までご覧ください。
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早稲田大学法学部の歴史
1882年:東京専門学校創設→法律学科設置
1886年:法律学科は「私立法律学校特別監督条項」の適用を受ける
1885年:法律学科損灰問題
1902年:早稲田大学に改称→大学部(法学科を含む)設置
1922年:法学会が設立・「早稲田法学」が創刊
1924年:早稲田専門学校法律科開設(夜間に行われる)
1928年:法学部において助手制度設置
1949年:新生早稲田大学発足第一・第二法学部設置(第二学部は夜間学校)
1953年:博士課程設置
1965年:第二法学部募集停止
1973年:第一法学部→法学部
2005年:新8号館竣工
早稲田大学法学部のすごさ①:入試難易度
早稲田大学法学部は私立大学の中でトップレベルの入試難易度を誇ります。
河合塾の入試難易度予想ランキングだと私立法学部の中では最も高い偏差値を誇ります。
大学・学部名 | 偏差値 |
早稲田大学法学部 | 67.5 |
慶應義塾大学法学部法律学科 | 67.5 |
慶應義塾大学法学部政治学科 | 67.5 |
上智大学法学部 | 65.0 |
青山学院大学法学部 | 62.5 |
中央大学法学部 | 62.5 |
法政大学法学部 | 62.5 |
立教大学法学部 | 62.5 |
明治大学法学部 | 60.0 |
学習院大学法学部 | 60.0 |
早稲田大学法学部の偏差値が慶應義塾大学法学部と並び、私立法学部トップであることが分かります。
また、早稲田大学法学部の入試は問題自体の難易度がかなり高いです。
問題の難易度のみで考えれば私立文系トップの早稲田大学政治経済学部を上回っています。
早稲田大学法学部のすごさ②:司法試験への強さ
早稲田大学法科大学院は旧試験の頃から司法試験に強く、多くの合格者を輩出してきました。
早稲田大学法学部で法曹になりたい生徒の多くは早稲田大学法科大学院に進学し、司法試験突破を目指します。
司法試験の一般合格率は40%程度です。一方で早稲田大学法科大学院からの司法試験合格率は約50%になります。
さらには早稲田大学法科大学院からの合格者数は120人ほどであり、これは慶應義塾大学法科大学院と並んで一番です。
どの試験においても人数が多くなればなるほど合格率は低くなる傾向にあるので合格率50%という数字はすさまじい結果です。
早稲田大学法学部のすごさ③:就職先
早稲田大学法学部は就職実績においても他の大学を圧倒しています。
以下が早稲田大学法学部出身者の主な就職先です。
早稲田法卒業生就職先 | 人数 |
国家公務員一般職 | 15人 |
東京都職員Ⅰ類 | 9人 |
国家公務員総合職 | 9人 |
裁判所事務官 | 9人 |
富士通 | 7人 |
三井住友銀行 | 7人 |
アクセンチュア | 6人 |
みずほファイナンシャルグループ | 6人 |
三菱UFJ信託銀行 | 6人 |
りそなグループ | 5人 |
大和証券楽天グループ | 5人 |
日本生命保険 | 5人 |
三菱UFJ銀行 | 5人 |
損害保険ジャパン | 5人 |
NTTデータ | 4人 |
三菱電機 | 4人 |
三井住友信託銀行 | 4人 |
デロイトトーマツコンサルティング | 4人 |
特別区職員 | 4人 |
三井住友海上火災保険 | 4人 |
国家公務員等の公務員職が目立ちます。
そのほかの就職先も有名企業だらけで、特に銀行が目立ちます。メーカーやコンサル、証券などへの就職率も高いです。
公務員・企業どちらへの就職を選んでも最上級を目指せます。
早稲田大学法学部の魅力・特徴
早稲田大学法学部受験を念頭に入れている方のために早稲田大学法学部のその他の魅力や特徴をご紹介していきます。
早稲田大学法学部の魅力・特徴①:単位取得が難しい
早稲田大学法学部は他の学部よりも単位取得が難しい傾向にあります。
当然ですが大学生はきちんと単位を取っていかなければ卒業が難しいです。
大学入試から解放されて自由に遊びまくれる大学生活を想像していたら痛い目に合うかもしれません。
早稲田大学法学部のきつさの詳細は以下の記事からご覧になれます。
早稲田大学法学部の魅力・特徴②:難関国立大や政経落ちが多い
東大・京大・一橋大法学部志望者の多くは早稲田大学法学部を併願します。
そのためそれらのに落ちた学生が早稲田大学法学部に集まりやすいのです。
また、早稲田大学法学部受験者には早稲田大学政治経済学部を併願する人も多いです。
その多くは政治経済学部のほうを第一志望としているため、政治経済学部落ちも集まりやすいです。
早稲田大学法学部の魅力・特徴③:学生が多種多様
法学部というと真面目な学生をイメージする方が多いのではないでしょうか。
しかし、早稲田大学法学部には非常に真面目な学生から遊んでばかりな学生まで幅広く在籍しています。
他の大学の法学部に比べて在校生がかなり多いので多種多様な人が集まりやすいのです。
学生の多様性という観点においては他の学部よりも圧倒的に優れています。
大学入学後上手くなじめるか不安な人でも安心して学生生活を送れます。
まとめ
早稲田大学法学部はその入試難易度においてだけでなく卒業後の進路においても非常にレベルが高いです。
一般企業への就職を狙うことも法曹を目指すことも可能です。少しでも法律に関連した仕事に興味がある方にはおすすめです。
ここまで読んで頂きありがとうございました!