早稲田大学法学部の国語対策法を現役合格者が徹底解説

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ゆうすけ

自分の受験経験を踏まえ、メアライズアカデミー監修のもと大学受験対策の情報を発信しています。
高1春偏差値40→高2秋偏差値80→早稲田大学政治経済学部経済学科入学→大2の4月「受験勉強のエッセンス」立ち上げ→月間5万PV

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今回は、早稲田大学法学部の国語についての出題傾向から具体的な対策まで、受験対策に関する解説記事です。

本学部合格者である筆者による独自の問題分析から、最適な対策方法について考えていきます。

私大最難関の学部であるがゆえ、それ相応に難易度の高い試験となっており合格のためには念入りな対策が欠かせません。

第一志望の方から併願の方まで、受験を考えている人に有益な情報をまとめましたので、ぜひご覧ください!


出題傾向

試験時間:90分 配点:50点/150点

【例年の問題構成】

・古文

・漢文

・現代文×2

(出題形式や大問数は予告なしに変わることがあるため、注意してください。)


本学部の国語は、早稲田大学の各学部の国語の中でも難しめの部類に位置付けられます。

①古文・漢文については、例年であれば標準的な難易度の出題が多いですが、時によっては内容の取りづらい文章や絞り込みに困る選択肢が出題されることもあるため、決して侮れません。

②現代文(評論)

現代文は例年、評論文が2題出題されています。

どちらも非常にレベルの高い問題となっており、マーク式といえどトップクラスの読解力と処理能力を備えていなければ答えを出すことは難しいセットになっています。

最後の大問で出題される評論文は毎年非常に内容が抽象的かつ難解であり、設問の選択肢もかなり長く読むのも解くのも一苦労という問題になっています。

極め付けにはその最後の設問において120字以上180字以下(字数は変動する年度もあります)の論述も要求されるなど、現代文では私大最難レベルの出題と言っても過言ではないでしょう。

対策

・古文・漢文は基礎を徹底

古典の問題は早稲田の中では難しめと言われていますが、基礎的な事項が多く問われているというのも事実です。

しっかりと共通テストレベルの内容からステップアップしていけば、過去問演習に入った段階でも十分に解ける状態になっていることも期待できます。

具体的な対策としては、

  • 重要古文単語は全てマスター
  • 文法・句法も全て覚え、文法的判断も十分に練習しておく
  • 本文の内容一致問題など、複雑な読解問題も解けるようにする

といったことが重要になります。古文の全入試対応の対策法はこちらから。古文の解き方はこちらから

共通テストの対策や、標準~ハイレベルの参考書や問題集を用いて演習することで、十分戦える学力を身につけることはできるでしょう。

他学部と異なり文学史や古文常識を直接問うような出題は見られませんが、そうした知識は読解上で役に立つ場合が多いので、優先順位は極めて高いというほどではありませんが忘れずにインプットしておくことが推奨されます。

・難易度の高い現代文の演習を

非常に難解な文章が出題されることから、かなり難度の高い文章を用いた読解練習を積んでおかないと本番で時間内に内容を理解し、さらに設問を解くのは難しいでしょう。

重要なのは、難解な文章を読めるようにするためには基礎からの積み重ねが必要であるという点です。

現代文が得意でない状態からいきなり難しいものに臨んでも、複雑に入り組んだ論理や選択肢の意味するところを掴むのは困難です。

そのため、現代文が得意でなかったり苦手意識がある場合は、無理せず基礎レベルからの学習を行いましょう。慌てず確実に積み重ねていけば、効率よくステップアップしていくことは可能です。

難関私大対策に最適な現代文の参考書はこちらでご紹介しています。

・論述対策を徹底しよう

難関国立大が課すような120字以上の長い論述が要求されるため、難関国立の併願者以外の方などは専用の演習をしておくことが強く推奨されます。

現代文の問題集の多くが記述・論述問題を収録していますので(共通テスト向けは除く)、普段の参考書学習でも十分に本学部の論述問題を解くための力は養うことができます。

文の一部に傍線が引かれている形式になりますが、実質的に文章全体の要約を求められているフシがありますので、そこを意識して進めていくことが肝心です。

制限時間が非常にシビアですが、一般的に記述解答は要求されている字数に達しないと大幅に減点されることが多いですから、最低でも120字は時間に押されていても必要なことをかけるくらいの実力をつけておきましょう。

本番は練習時よりも格段に緊張感や焦りが出るため、平常時並みのパフォーマンスが発揮しきることは難しいと想定しておいた方が吉です。

・過去問演習

最後はやはり過去問を用いた演習が必要になります。

制限時間が厳しめの試験なので、十分な量を解いて自分なりの解く順番や時間配分を決めておきましょう。

特に現代文の論述問題も手を抜かずにしっかりと書いて、毎年何が問われているのか、そしてそれらの共通点や相違点を見極めましょう。

解く年数については志望順位が高ければ高いほど増やし、10年分ほど解けば余裕を持って慣れることができるでしょう。

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