この記事では共通テストの現代文で9割越えをする勉強法を紹介します。
共通テスト本番で現代文94点/100点満点だった経験をもとに解説していきます。共通テスト現代文で9割超えを狙いたい方はぜひご覧ください。
共通テスト現代文の概要
共通テスト現代文は評論と小説で構成されており、どちらも50点満点で合わせて100点満点となっています。
試験時間は古文・漢文と合わせて80分でセンター試験と変わらないのにも関わらず、文章量が大幅に増大しています。
その結果問題を素早く正確に解く力がより一層求められるようになりました。
共通テスト現代文で9割を超える対策・勉強法【評論】
まずは共通テスト現代文の大問1評論で9割を超える対策・勉強法を紹介します。
共通テスト評論で9割越えをするには以下の勉強をしてください。
文章を正確に読み取る練習
共通テスト現代文で9割を超えるためには、まず文章を正確に読み取る練習をしてください。
現代文は読解問題が中心なので、文章の内容を正確に読み取れていないと9割を狙うことはできません。
具体的なやり方としては、まずなんらかの評論文の文章をじっくり時間を気にせず読んでください。一行ずつ理解しながら読むのです。
文章に慣れるまでこの作業を多くの文章を使って繰り返してください。
時間を気にせず一行ずつじっくり文章を読むことによって現代文の評論の文章になれることができ、文章を正確に理解することができるようになります。
文章を素早く読み取る練習
共通テスト現代文評論で9割を超えるためには、次に文章を素早く読み取る練習をしてください。
共通テストは時間制限がかなり厳しいため、共通テスト現代文評論で9割越えを狙うには文章を素早く読み取る必要があります。
具体的には文章を正確に読めるようになった状態で共通テスト形式の文章を時間を決めて解いてください。
この時間というのは本番で評論に割く時間です。例えば共通テストの場合20分から長くて30分でしょう。
この練習を繰り返すことで時間制限内に素早く正確に読み取ることができるようになります。
読み取った内容を記憶する練習
共通テスト現代文評論で9割を超えるためには、次に読み取った内容を記憶する練習をしてください。
文章を素早く正確に読み取れるようになったら、次はその読み取った内容を問題を解き終わるまで覚えておかなければなりません。
もちろん問題を見ながら何度も該当ページに戻って内容を確認してもよいのですが、その回数が多くなればなるほど問題を解く効率が悪くなってしまいます。
では内容を記憶するにはどうすればいいのかということなのですが、それはズバリ内容の要約です。
要約とはいってもいちいち自分で要約した文章を書く必要はありません。頭のなかで要約するのです。
評論の文章を読んでいくとなんとなく内容のまとまりごとに文章をいくつかに分けられると思います。共通テストの文章だと3つか4つくらいに分けられることが多いですね。
この内容が変わる瞬間にそれまでの内容を頭の中で要約するのです。つまり文章を読み終わったときには3つか4つの要約が頭のなかに存在しているということになりますね。
共通テスト現代文の評論では内容を問われる問題の時はこの内容のまとまりごとに問題が出されます。
従って内容のまとまりごとに要約することが問題を解く際に必要な要素を記憶するのに最も効果的なのです。
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共通テスト現代文で9割越えする勉強法【小説】
次に共通テスト現代文の大問2小説で9割越えをする勉強法を紹介します。
共通テスト現代文小説で9割越えをするためには文章の内容を正確に読み取る練習だけで十分です。
共通テスト現代文小説の攻略には文章を正確に読み取ることだけが重要で、そのためにはとにかく小説の文章を読みまくるしかありません。
小説の文章を理解する力は言ってしまえば才能です。小さい頃から絵本や小説をたくさん読んできた人にとって共通テスト現代文小説の文章は非常に簡単です。
時間制限を設けて解く練習をするだけで高得点がとれます。
かといって小さい頃から絵本や小説を読んでおらず小説の文章を読む才能が身についていない人たちでも後天的に才能を得られます。その方法が小説の文章を読みまくることなのです。
実際僕の友人に帰国子女で日本の小説なんか全く読んだことがなく最初は全く小説が理解できなかったのに、小説をとにかくたくさん読むことで物語文の点数を劇的に伸ばして東大、京大、一橋大にならぶ国立難関大学の国際教養大学に合格していた人がいました。
ぜひ小説の文章をたくさん読んでみてください。
共通テスト現代文で9割越えを狙うためのコツ
基本的な勉強法は上記で終了です。ここからは選択肢を選び間違えて毎回1,2問落としてしまうという人に向けてお話していこうとおもいます。
ここまでのステップができている人が間違えるのは選択肢を2個にしぼって悩んで回答した結果間違えてしまうというのがほとんどです。では最後の最後に選び間違えるというこのような事態を避けるにはどうすればよいのでしょうか。下記のテクニックを使いましょう。
- 抽象度の高い選択肢を選ぶ
- 極端な内容の選択肢を選ばない
- 単語や文節ごとに区切って吟味する
これらのことを実践すれば選択肢の選び間違いは大きく減ります。
抽象度の高い選択肢を選ぶ
共通テスト現代文では抽象度の低く、具体的な内容の選択肢は間違いであることがほとんどです。
なぜ具体的な内容の選択肢が間違いであることがほとんどなのかというと、具体的な内容の選択肢を正解にしてしまうと受験生に正解されやすくなってしまうからです。
誰にとっても具体的な内容は理解しやすく、抽象的な内容は理解しにくいものです。抽象的な内容の選択肢を正解にすることによって受験生が間違いの選択肢を選ぶのを誘っているのです。
従って共通テスト現代文では抽象度の高い選択肢を選びましょう。
極端な内容の選択肢を選ばない
共通テスト現代文では極端な内容の選択肢は正解になりにくいのです。
極端な内容の選択肢は受験生にとって内容が理解しやすく、分かりやすいので文章が正確に読めていないと選択してしまいがちになります。
共通テスト現代文の問題作成者はこのことをわかってあえて間違いである極端な内容の選択肢を設置しています。
従って共通テスト現代文では極端な内容の選択肢は選んではいけません。
選択肢を単語・文節ごとに区切って吟味する
共通テスト現代文で選択肢の選択ミスが起こる大きな原因に選択肢の内容を問題文の内容と完璧に擦り合わすことができていないことが挙げられます。
共通テスト現代文の選択肢は他の入試問題よりもかなり長めの文となっており、細かい違いを比べるのは難しいです。
そのため各選択肢を短く文節ごとに区切って正誤を考えると分かりやすいです。
また、共通テストで高得点を取りたいのであれば「東大生への無料学習相談会」がおすすめです。
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共通テスト現代文のおすすめ時間配分
共通テスト現代文で9割越えを狙うのであれば共通テスト国語の時間配分にも気を配る必要があります。
おすすめは制限時間80分→第一問(現代文評論):23分 第二問(現代文物語文):18分 第三問(古文):18分 第四問(漢文):15分 予備時間:6分となっています。
以下の記事で詳しく説明していますのでぜひご覧ください。
共通テスト現代文におすすめの参考書・問題集
共通テスト現代文の勉強法が分かっても参考書や問題集が無いと勉強できないですよね。以下おすすめの参考書です。
改訂版 大学入学共通テスト 国語[現代文]の点数が面白いほどとれる本
まずはセンター試験の頃から受験生定番の参考書である「〇〇の点数が面白いほどとれる本」シリーズの現代文版です。
この参考書はまさに共通テストで9割越えを狙いたい人向けに作られている参考書で、共通テスト現代文の完璧な読み方や解き方だけでなく練習に最適な問題も厳選されて載せられています。
河合塾の有名講師浦貴邑先生が書いたこの参考書は共通テスト現代文で高得点を取りたい方にとてもおすすめです。
きめる! 共通テスト現代文 (きめる! 共通テストシリーズ)
こちらもセンター試験の頃から受験生定番の参考書である「きめる!」シリーズの現代文版です。
こちらの参考書では基礎からしっかり読解力を養うことができ、説明する際の図が丁寧で分かりやすいです。
代ゼミ教育総研が作成しており、代ゼミの力を総動員した傑作となっています。
共通テスト現代文 マッピング解法 (大学受験合格請負共通テスト対策シリーズ)
こちらは現代文が苦手な方におすすめの「大学受験合格請負共通テスト対策シリーズ」の現代文版です。
この参考書は共通テスト現代文の解き方が完全にマップ化されており、その通り問題を解けばどんなに現代文が苦手な人でも共通テスト現代文で8割越えを狙えます。
短期間で現代文の実力を挙げたい方や現代文が苦手な方、最低限点数を取りたい方におすすめの参考書です。
共通テスト現代文がどうしても苦手な場合
上記の勉強法や参考書を試しても成績が上がらない場合は気づかないうちに誤った勉強法をしてしまっているからかもしれません。
以下の記事では共通テスト現代文ができない方向けにその克服法を紹介しています。ぜひご覧ください。
共通テストの古文・漢文の勉強法
共通テスト国語には現代文だけでなく古文・漢文もあり、そちらの対策も重要です。
以下の記事では共通テスト古文・漢文で9割越えをするための勉強法を紹介しています。ぜひご覧ください。
まとめ
共通テスト現代文で9割越えをするのはきちんと練習を積んでいけば難しくはありません。
とにかく正確に素早く文章を読み取る練習をこなしましょう。
ここまで読んで頂きありがとうございました!