この記事では大学受験対策におすすめなリスニングの参考書と問題集を紹介していきます。
共通テストや志望校の個別試験でリスニングが出題される人はぜひこの記事を参考にしてください。
リスニングの参考書や問題集を選ぶ際のポイント
リスニングの参考書は以下の2点を意識して選んで下さい。
学力レベルに合わせる
リスニングの参考書を選ぶ際には、まず自分の学力レベルに合っているかどうかを確認してください。
自分の学力からして簡単なものを選ぶと勉強する意味がありませんし、難しすぎるものを選ぶと学習が進まず非効率な勉強になってしまいます。
それぞれの参考書がどのレベルの受験生を対象にしているのかをきちんと確認し、自分の学力に合ったものを選ぶようにしてください。
勉強する目的に合わせる
自分の学力に合わせるだけでなく、自分の勉強する目的に合わせるのも大切です。
あなたが共通テストのリスニングで高得点をとりたいのか、国公立2次や私立大のリスニングで高得点をとりたいのかによって使用するべき参考書は大きく異なります。
共通テスト対策の場合は共通テスト形式の問題が大量に載せられている参考書がおすすめですが、国公立2次や私立大対策の場合は解き方のコツを知ることができる参考書がおすすめです。
このように目的によって使用するべき参考書は異なるため、どういった目的で参考書を使用するのかを決めてから選んで下さい。
「受験勉強のエッセンス」が「メアライズアカデミー」と共同で行っている東大生への学習相談会では、中高生向けに勉強法・学習計画の提案を行っています。
間違ったタイミングで間違った勉強をしてしまい、勉強の効率を悪くしてしまうといった事態を避けたい人はぜひご相談ください。
共通テストのリスニング対策におすすめの参考書と問題集
以下では共通テストのリスニング対策と国公立2次・私立大のリスニング対策に分けておすすめの参考書を紹介していきます。
まずは共通テストのリスニング対策におすすめな参考書を紹介していきます。
2024年用共通テスト実戦模試 (2)英語リスニング
共通テストのリスニング対策におすすめな参考書1つ目は、『2023年用共通テスト実戦模試 (2)英語リスニング』です。
『2024年用共通テスト実戦模試 (2)英語リスニング』は共通テストリスニングの模擬試験5回分と2023年度の共通テストリスニングの問題が載せられている問題集です。
5回分載せられているZ会オリジナルの模擬試験がかなり質が高く、共通テスト本番とほぼ同じ内容・レベルで問題演習ができます。
共通テストが開始されてからまだ数年しか経っていないため、実践的な練習ができる過去問の数はまだ少ないです。
しかし、この問題集を使えば本番に近い内容での問題演習量をかなり増やせるため、共通テストのリスニング形式にかなり慣れることができます。
2024共通テスト総合問題集英語リスニング
共通テストのリスニング対策におすすめな参考書2つ目は、『2024共通テスト総合問題集英語リスニング』です。
『2024共通テスト総合問題集英語リスニング』は河合塾が行っている全統共通テスト模試のリスニング問題4回分と2023年度の共通テストリスニングの問題が載せられている参考書です。
河合塾が行っている全統模試は、かなり質が高く実際の大学入試に出題されやすい問題ばかりが出題されます。
そのため、全統共通テスト模試の英語リスニングの問題を解くのは共通テスト対策に非常に効果的です。
これまでに全統共通テスト模試を受けたことがある人にとっては今までに解いたことがある問題をもう一度解くことになりますが、リスニングの問題は何度も解いて自分が聞き取れない表現を無くしていくのが効率的な勉強法です。
どんな人でも使用してみることをおすすめします。
2024大学入学共通テスト実戦問題集英語リスニング
共通テストのリスニング対策におすすめな参考書3つ目は、『2024大学入学共通テスト実戦問題集英語リスニング』です。
『2024大学入学共通テスト実戦問題集英語リスニング』は共通テストリスニングの模擬試験5回分と共通テストの過去問3題が載せられている問題集です。
共通テストの過去問が3題載せられている分、上記の問題集よりも多くの問題演習をすることができます。
駿台予備校が作成する共通テストリスニングの模擬試験は、大抵共通テスト本番の問題よりも難易度が高いです。
従って、この問題集を使い終えた頃には共通テスト本番の問題が簡単に感じられるようになっています。
余裕をもって高得点を狙いたい人におすすめです。
東進共通テスト実戦問題集英語リスニング2訂版
共通テストのリスニング対策におすすめな参考書4つ目は、『東進共通テスト実戦問題集英語リスニング 2訂版』です。
『東進共通テスト実戦問題集英語リスニング2訂版』は共通テストリスニングの模擬試験5回分が載せられている問題集です。
上記で紹介してきた問題集よりも癖が強く、共通テスト本番のものよりもかなり難易度が高くなっています。
解説がかなり詳しく書かれているためリスニング力を上げるのにはうってつけなのですが、共通テストの対策をこれ一冊で行うのはおすすめしません。
1冊か2冊共通テスト対策の問題集を解いた後に取り組むのがおすすめです。
大学入学共通テスト 英語[リスニング]の点数が面白いほどとれる本
共通テストのリスニング対策におすすめな参考書5つ目は、『大学入学共通テスト 英語[リスニング]の点数が面白いほどとれる本 』です。
『大学入学共通テスト 英語[リスニング]の点数が面白いほどとれる本 』は共通テストリスニングで必要な知識・技能を0から学べる参考書です。
どんなに英語が苦手な人でも自分に足りてない要素を見つけ、それを補えるような構成になっています。
また、共通テストの問題形式に合わせた問題も載せられているため、演習用としても使用できます。
リスニングがかなり苦手だという人は、まずこの参考書を使用することをおすすめします。
国公立2次・私立大のリスニング対策におすすめな参考書
次に国公立2次・私立大のリスニング対策におすすめな参考書を紹介していきます。
関正生の英語リスニングプラチナルール
国公立2次・私立大のリスニング対策におすすめな参考書1つ目は『関正生の英語リスニングプラチナルール』です。
『関正生の英語リスニングプラチナルール』は全国の入試問題の出題パターンを分析して問題を厳選した参考書です。
実際のリスニング練習に使えるだけでなく、リスニング問題で高得点を狙いやすくなる聞き方や解き方を身に着けることができます。
また、通常の音声と速度が速い音声の2種類の音声を用意しているため、どのレベルの受験生にも対応しています。
共通テストから国公立2次・私立大入試まで対応できるリスニング力を身に着けることが可能です。
大学入試リスニングのトレーニング上級編
国公立2次・私立大のリスニング対策におすすめな参考書2つ目は『大学入試リスニングのトレーニング上級編』です。
『大学入試リスニングのトレーニング上級編』は早慶や東大のリスニング問題に対応するための基礎力が身に付く参考書です。
通常の問題集や参考書では問題に正答することを重要視しており、解き方のポイントがまとめられているものが多いです。
しかし、解き方のポイントだけでは根本的なリスニング力の向上にはつながらないため、成績が伸び悩んでしまいます。
『大学入試リスニングのトレーニング上級編』ではリスニング音声を正しく聞き取ることを重要視しているため、難易度が高い内容でも少しずつ聞き取れるようになっていきます。
この参考書を使用してリスニング力を高めた後に解き方が身に付く参考書を使用することで、難関大学のリスニング問題でも高得点を狙えるようになります。
灘高キムタツの東大英語リスニング
国公立2次・私立大のリスニング対策におすすめな参考書3つ目は『灘高キムタツの東大英語リスニング』です。東大志望者向けです。
『灘高キムタツの東大英語リスニング』は東大のリスニング対策向けに作られた参考書です。
リスニングの問題を解くための16のポイントとリスニング問題を解く際の心構えが解説されているため、東大リスニングの完璧に近い解き方を身に着けることができます。
また、東大リスニングに近い形式の練習問題が大量に載せられているため、かなりの演習量を確保できます。東大の過去問をやりつくした人にとってはありがたいですね。
東大を志望している人はぜひともこの参考書を使ってみてください。
難関大のための上級問題特訓リスニング
国公立2次・私立大のリスニング対策におすすめな参考書4つ目は『難関大のための上級問題特訓リスニング』です。
『難関大のための上級問題特訓リスニング』は早慶や東大を受験する人向けの参考書です。
難関大向けに問題が厳選されており、選択問題から記述式問題まで幅広く練習することができます。
また、リスニングの勉強に欠かせないディクテーションがしやすいように、空所があるスクリプトが用意されています。
根本的なリスニング力を上げ、解き方も身に着けることができるので、難関大対策の仕上げをしたい人におすすめです。
「受験勉強のエッセンス」が「メアライズアカデミー」と共同で行っている東大生への学習相談会では、中高生向けに勉強法・学習計画の提案を行っています。
間違ったタイミングで間違った勉強をしてしまい、勉強の効率を悪くしてしまうといった事態を避けたい人はぜひご相談ください。
そのほかの英語の問題集や参考書を知りたい人は以下の記事を参考にしてください。
リスニングの内容を聞き取れない原因
リスニングの内容を聞き取れない原因としては、以下の2つが考えられます。
英単語・英文法の知識不足
リスニングの内容を聞き取れない原因1つ目は、英単語・英文法の知識不足です。
英単語・英文法の知識が不足していると、当然流れてくる文章の意味を理解することはできません。
例えば「essence」という単語を知らないのに「The essence of leadership is inspiring others to reach their full potential.」という文章を正確に理解することはできませんよね。
大学受験のリスニングではそこまで難易度が高い英単語や英文法は使われないので、基本的な英単語や英文法だけでも確実に覚えておきましょう。
長文読解の勉強が足りてない
リスニングの内容を聞き取れない原因2つ目は、長文読解の勉強が足りてないことです。
実は英語のリスニングを正確に理解するためには、長文読解の勉強が不可欠なんですよね。
なぜならリスニングの内容を聞き取るためには英文の構造を正しく把握する能力が必要ですが、その能力は長文読解の練習によって身に付くからです。
従って、もしリスニングだけでなく長文読解も苦手ならまず長文読解から勉強してください。
間違った解き方をしている
リスニングの内容を聞き取れない原因3つ目は、間違った解き方をしていることです。
リスニングの問題を解く際には、いくつか知っておかなければならないルールがあります。
音声が流れる前に設問を見なければならないというのはその代表例ですね。
こういった解き方のコツを知らないと、自分の実際の実力が発揮されにくくなってしまいます。
上記で紹介してきた参考書を使用して正しい解き方を身に着けてください。
リスニングの成績を上げる勉強法
リスニングの成績を上げるためには、以下の勉強をしてください。
さきほどのリスニングの内容を聞き取れないという項目で話した通り、長文読解の実力が足りてないとリスニングの内容を聞き取れるようにはなりません。まずは長文読解の勉強をしてください。
次にディクテーションとシャドーイングをしてください。
ディクテーションとは音声として流れてくる文章を実際に書いてみる作業のことで、自分が書いた文章とスクリプトを見比べることで自分が発音を分かってない単語が分かります。
また、シャドーイングとはリスニング音声にすこし遅れながら同じように発音していく作業のことで、リスニングの速さになれることができます。
リスニングの成績を確実に上げたい人はぜひこの方法で勉強してみてください。
また、さらに詳しくリスニングの勉強法について知りたい人は以下の記事を参考にしてください。