大学受験を制す現代文の勉強法を紹介【高校生・既卒生】

現代文
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ゆうすけ

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高1春偏差値40→高2秋偏差値80→早稲田大学政治経済学部経済学科入学→大2の4月「受験勉強のエッセンス」立ち上げ→月間5万PV

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この記事では現代文の成績を上げる勉強法を紹介していきます。

現代文の成績を上げたい人や現代文の勉強法に困っている人はぜひ参考にしてください。

現代文の成績を上げるために必要なこと

現代文の成績を上げるためには以下の3つの力を身に着ける必要があります。

ちなみにここは読み飛ばしてOKなので、こちらの現代文の成績を上げる勉強法を熟読してください。

現代文の成績を上げるために必要なこと

語彙力をつける

現代文の成績を上げるために必要なこと1つ目は、語彙力をつけることです。

ここでいう語彙力とは、普段日常会話では滅多に使わないような専門的な言葉をどれだけ知っているかということです。

現代文では哲学・心理・化学など様々なジャンルから出題されるため、日常で触れることのないような単語や文章が頻繁に出てきます。

語彙力がないと、文章の内容が上手く理解できず正しい解答を導き出すことができません

従って、現代文の文章の意味を正しく読み取るためにまず語彙力を身に着ける必要があるという訳です。

運営者田中
運営者田中

後ほど解説しますが、語彙力は頻出テーマを扱う参考書を使うことで高めることができます。

読解力を身に着ける

現代文の成績を上げるために必要なこと2つ目は、読解力を身に着けることです。

読解力とは、文章の構造を正しく把握して内容を正確に理解する能力のことを指します。

読解力は問題演習の繰り返しや、日ごろから評論文や小説文を読むことによって身に着けることができます。

解答力を身に着ける

現代文の成績を上げるために必要なこと3つ目は、解答力を身に着けることです。

読解力を身に着けて文章の内容を正確に理解できるようになったとしても、現代文の成績が上がるとは限りません。

正しい解答を導き出せるようになって初めて現代文の得点を上げ、成績を上げることができるようになるのです。

記述式問題の解答力は問題演習後の答え合わせや、学校や塾の先生に添削してもらうことで身に付きます。

また、選択式問題の解答力は問題演習量を増やすことで身についていきます。

現代文の成績を上げる勉強法

ではいよいよ現代文の成績を上げる勉強法を紹介していきます。以下の勉強を全て実行すれば確実に現代文の成績を上げることができます。

現代文の成績を上げる勉強法

語彙を勉強する

現代文の成績を上げるためには、まず現代文の語彙を勉強してください。

先ほども話しましたが、現代文では日常で触れることのないような単語や文章が頻繁に出てくるため、それに対応できる語彙力をつけておく必要があります。

語彙力を身に着けることで現代文の文章を正確に読み取る基盤を作ることができるのです。

具体的には、「現代文キーワード読解」や「ことばはちからダ!現代文キーワード」などの参考書を使用して現代文で頻出のテーマでよく使用される語彙を身に着けてください。

現代文の問題演習

現代文の語彙を身に着けたら、本格的に現代文の問題演習を始めてください。

この際重要なのは自分のレベルと志望校に合った問題集を使用することです。

例えばあなたの志望校が記述式の問題が多いのであれば記述式の問題集を使用する必要がありますし、選択式の問題ばかりなのであれば選択式の問題集を使用する必要がありますね。

また、現代文が苦手なのにいきなり80字ほどの記述問題が出題される問題集を解いてもなかなか解き進めることができません。自分のレベルに合う問題集を選びましょう。

どの問題集を使えばいいか分からない場合はこの記事のこちらを参考にしてください。

漢字を覚える

現代文の問題演習と同時並行で進めてほしいのが、漢字の暗記です。

模試を解いたり入試問題の過去問を解いていると分かりますが、どの試験問題にも必ずと言っていいほど漢字の問題が出題されます。

現代文は暗記科目ではない分、成績が安定しにくい教科です。

しかし、漢字をきちんと勉強し、毎回漢字問題を全問正解できるようになっておけばある程度の高得点を維持しやすくなります。

入試で頻出の漢字が載せられた単語帳を使って漢字を勉強していきましょう。

小説を読む

時間に余裕があればやってほしいのが、小説を読むということです。

現代文には評論問題と小説問題があるのですが、実は小説問題のほうは勉強してもなかなか成績が上がりにくいんですよね。

小説問題で高得点を出すためには小説の文章に慣れ、登場人物の心情を感覚的に読み取れるようになる必要があります。

そのために普段から小説の文章に触れていてほしいんです。

もちろん入試で出やすいのは評論問題なので、評論問題を中心に勉強するべきですが、共通テストを受験する人や志望校の入試問題で小説問題が出題されうる人は本屋に行って興味を持てそうな小説を購入してみましょう。

「受験勉強のエッセンス」が「メアライズアカデミー」と共同で行っている東大生への学習相談会では、中高生向けに勉強法・学習計画の提案を行っています。

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現代文のNGな勉強法

ここからは現代文のNGな勉強法を紹介していきます。以下のようなことをしてしまわないよう注意してください。

語彙・漢字を勉強しない

現代文のNGな勉強法1つ目は語彙・漢字を勉強しないことです。

大雑把な性格の人や面倒くさがりな人にありがちなのですが、問題演習だけで成績を伸ばそうとするんんですよね。ちなみに僕もそのタイプでした。

もちろん現代文の問題集を使って問題演習をしていくだけでも、必ず成績は上がっていきます。

しかし、語彙を覚えれば現代文の文章がかなり読みやすくなりますし、漢字を覚えれば現代文の点数が安定します。

面倒くさいと感じるかもしれませんが、語彙と漢字を勉強したほうが最終的な成績は確実に高くなります。ぜひ勉強してください。

解きっぱなしにする

現代文のNGな勉強法2つ目は現代文の問題を解いた後解きっぱなしにすることです。

これも大雑把な性格の人や面倒くさがりな人がやってしまいがちで僕もやってしまっていた時期があったのですが、問題を解いただけで満足してはいけません。

現代文の問題集を使って実力が最も伸びるタイミングは、問題を解いている最中ではなく解き終わった後に解答を確認するタイミングです。

解答を見ながら「こういう考え方で解けばよかったのか」と新しく気付きを得て次に活かしていくことで実力が伸びていくのです。

問題を解いたら必ず答え合わせと修正を行ってください。記述問題の場合は学校や塾の先生に添削してもらうとなおよいです。

感覚で解く

現代文のNGな勉強法3つ目は感覚で解くことです。

現代文の文章は普段私たちが扱っている日本語で書かれているため、なんとなく読んでも大体の意味は読み取ることができます。

そのため論理的に文章を読み解くのではなく感覚で解いてしまう人が多いのですが、現代文の成績を上げたいならそれはやめてください。

正しく文章の内容を読み取り、正しい答えを導き出すためには文章を構造的に捉え、論理的に読み進める必要があります。

現代文の問題集を解き進めていけば、少しずつ文章を論理的に読み進めることができるようになります。

好きな文章ばかり読む

現代文のNGな勉強法4つ目は好きな文章ばかり読むことです。

現代文の問題集を解き進める際、自分が興味を持てるテーマの問題もあればあまり興味が持てないテーマの問題もあると思います。

しかし、現代文の問題集や参考書では大学受験で頻出のテーマを中心に扱っているものが多く、どのテーマの文章にも触れておく必要があります。

自分が興味を持てるテーマの問題ばかり解いてしまうと、他の大学受験頻出のテーマに触れられないということになり、受験に不利になってしまいます。

現代文の問題集を使う際は、必ず全ての問題を解くことにしましょう。

現代文の解き方テクニック

現代文の解き方のテクニックは参考書や問題集を使用していれば自然と身についていきますが、できるだけ早く知っておきたい人もいると思います。

以下でいくつか紹介するので参考にしてください。

段落ごとに内容をまとめる

現代文の解き方テクニック1つ目は段落ごとに内容をまとめることです。

現代文の文章にはいくつもの段落があり、段落ごとに筆者の主張や伝えたいことが含まれています。

各段落の内容をまとめながら読み進めることで、筆者がその文章を通して何を伝えたいのかを読み取りやすくなるのです。

時間に余裕があれば段落ごとに軽くメモを残してください。時間に余裕が無さそうであれば重要そうなところに線を引いておくだけでも十分です。

この作業に慣れてきたら、だんだんと自分流のまとめ方が分かってくるはずです。

接続詞を意識する

現代文の解き方テクニック2つ目は接続詞を意識することです。

日本語の文章では接続詞を使って話の流れを決めるので、接続詞を意識することで文章の流れが読み取りやすくなります。

具体的には以下のような接続詞に着目してください。

意識するべき接続詞
  • 対比「一方で」「しかし」「~に対して」
  • 因果関係「なぜなら」「なので」「~のために」
  • 抽象と具体「例えば」「例として」「具体的には」
  • 言い換え「言い換えると」「すなわち」「要するに」
  • 追加「加えて」「さらに」「~もまた」
  • 結論「従って」「つまり」「結局」
  • 対等関係「~こそ」「~は~である」
  • 主語と述語
  • 修飾と被修飾

上記のような接続詞を意識することで、問題文の各所で筆者が伝えたいことが分かるようになります。

筆者の伝えたいことが設問として出題されるため、筆者が伝えたいことが分かれば問題を解きやすくなります。

選択問題を要素分解する

現代文の解き方テクニック3つ目は選択問題を要素分解することです。

これは選択問題に解答する際のテクニックなのですが、各選択肢を文節ごとに区切ることで正解の選択肢を選びやすくなるのです。

選択問題を解く際、2つか3つに選択肢を絞った後どれを選べばいいか分からないと感じたことはありませんか?

そういった際は選択肢を文節ごとに区切り、文節ごとに問題文の内容と一致しているかを確認するのです。

そうすることで本文と一致してない部分を見つけ、間違いである選択肢を除外しやすくなります。

言い換え問題は文節ごとに言い換える

現代文の解き方テクニック4つ目は言い換え問題は文節ごとに言い換えることです。

言い換え問題とは「傍線部~とあるがこれはどういうことか、説明せよ」みたいな記述式の問題のことです。

こういった問題は「傍線部~」の部分を別の言葉で言い換えて説明する必要があるのですが、この際文節ごとに区切って言い換えると高得点を狙いやすいです。

傍線部全体を見てまるごと言い換えようとすると難しくなるのですが、文節ごとに区切ればかなり言い換えやすくなります。ぜひ試してみてください。

「受験勉強のエッセンス」が「メアライズアカデミー」と共同で行っている東大生への学習相談会では、中高生向けに勉強法・学習計画の提案を行っています。

間違ったタイミングで間違った勉強をしてしまい、勉強の効率を悪くしてしまうといった事態を避けたい人はぜひご相談ください。

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  • 完全無料なので気軽に参加できる
  • オンラインで行うので全国どこに住んでても参加できる
  • 塾長と1対1で行うので質問するのが恥ずかしくない

また、公式LINEからでも相談会に申し込めます。いきなり申し込むのが不安な人はとりあえず下記のボタンから公式LINEを登録しておきましょう。

現代文のおすすめ問題集・参考書

では上記で紹介してきた勉強法を実行するために必要な現代文の問題集・参考書を紹介していきます。

TOP2500

現代文のおすすめ問題集・参考書1つ目は「TOP2500」です。

「TOP2500」は大学入試の現代文で出題されやすい漢字と語彙を勉強できる単語帳です。

最新の大学入試を分析し、頻出度順に漢字が載せられているため効率的に勉強できます。

また、短答形式で問われやすい対義語や類義語、慣用句などの語彙も充実しています。

漢字や語句問題の精度を上げ、現代文の成績を安定させたい人におすすめです。

現代文キーワード読解

現代文のおすすめ問題集・参考書2つ目は「現代文キーワード読解」です。

「現代文キーワード読解」は現代文の読解に必要な語彙を学べる参考書です。

先ほども説明しましたが、現代文の文章を読み解くためには語彙力は必須です。

問題を解いている最中分からない言葉ばかりが出てきてしまったら、文章の内容を正確に読み取ることはできませんよね。

語彙力に自信が無かったり、現代文の文章を読んでいて知らない言葉ばかりが出てくると感じたことがある人はぜひこの参考書を使用してみてください。

入試現代文へのアクセス

現代文のおすすめ問題集・参考書3つ目は「入試現代文へのアクセス」です。

「入試現代文へのアクセス」は現代文の問題が16題載せられている問題集で、問題内容に関しては他の問題集・参考書との違いはあまりありません。

他の現代文の問題集との大きな違いは、解説の充実度です。

「入試現代文へのアクセス」の解説では設問だけでなく問題文に対しても解説が書かれているため、どのような過程を踏んで文章を読み進めていけばいいかが分かります

そのため、「入試現代文へのアクセス」に載せられている問題を解き進めていくことで、現代文の文章をどのように読み進めていけばいいかがだんだんとわかるようになるのです。

現代文の文章の内容を正確に読み取る力を身に着けたい人におすすめの問題集です。

また、「入試現代文へのアクセス」は以下のようにレベルが分かれているので自分に合ったものを選んで下さい。

 志望校・レベル
入試現代文へのアクセス基本編共通テスト・日東駒専
入試現代文へのアクセス発展編MARCH・中堅国公立
入試現代文へのアクセス完成編早慶・旧帝大

システム現代文

現代文のおすすめ問題集・参考書4つ目は「システム現代文」です。

「システム現代文」は論理的に文章を読み解く方法が身に着く参考書です。

どんなに現代文が苦手な人でも「システム現代文」を使えば、現代文の文章をどのような手順で読み進めばいいかが分かるようになります。

ただし文章の内容を読み取る力は鍛えられる一方で、正しい解答を導き出すことにはあまり重点が置かれていません。

設問ごとの解説が少ないため、文章の内容を読み取った後にどうやって正解を導き出せばいいかが分からなくなりがちなんですよね。

そのため、「システム現代文」を勉強し終えたら、解説が豊富な問題集を使用して解答力を高めてください。

また、「システム現代文」は以下のようにレベル分けされるますが、ある程度現代文が得意な人でもベーシック編から使用して読解のルールを身に着けるのがおすすめです。

  
システム現代文ベーシック編高校基礎
システム現代文バイブル編高校応用
システム現代文センター対策編共通テスト・日東駒専
システム現代文私大対策編MARCH・中堅国公立
システム現代文論述・記述編早慶・旧帝大
システム現代文実践演習編東大・京大

得点奪取現代文

現代文のおすすめ問題集・参考書5つ目は「得点奪取現代文」です。

「得点奪取現代文」は難関国公立大学の現代文の記述対策におすすめの問題集です。

難易度が高い記述式の問題が25題も収録されているため、この1冊でかなりの演習量を確保できます。

また、解説がかなり充実しており、それぞれの設問でどのように考えどのように解説すればよかったのかが分かるため、実践的な記述力が身に付きます。

採点基準も明確に書かれているため、正しい解答を出すために何が必要だったのかが分かりやすくなっており、自分の弱点を潰しやすいです。

さらに詳しく現代文の参考書を知りたい人は以下の記事を参考にしてください。

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